...今年中はいかなる惡魔の障碍をも免るゝならん...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...増税若くは募債の一事は此際遂に免るべからざるものなるべく然かも之を斷行せんとせば必ずや先ず國民全部の怨嗟の的となる覺悟なかるべからず...
石川啄木 「雲間寸觀」
...三樂齋も漸く免るゝことを得たる也...
大町桂月 「國府臺」
...無益(むやく)の苦しみは免るべし」というきわめて簡単な文句です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...何となれば精神界の事物は精神なき人に對しては遂に愚盲不了たるを免る可からざればなり...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...富者は経を転じて罪を免る...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...人道上残虐の不幸に遭逢せる者を救ハれ豊饒なる吾等の居村を保持して財産を奪掠せらるゝの災厄を免るゝを得バ...
田中正造 「非常歎願書」
... 245アカイア軍に破滅なく免るべきを首肯しつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...しかしてその政党と称するものにしてなお私党の大弊を免るるあたわざるものありて...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...かつ城に向かって黄犢(こうとく)を売るを免る...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...如何に彼が苟安(こうあん)を偸取(とうしゅ)したるの譏(そし)りは免るべからざるにせよ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...免るべからざる適法の運命でもあるかの如く...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は犯人が罪を免るるを見ました...
浜尾四郎 「死者の権利」
...内面的変化を免るることのできるはずはない...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...まったく軽信軽疑の譏(そしり)を免るべきものと言うべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...こは人間の免るべからざることなりと思へば...
正岡子規 「読書弁」
...ただ飲食便利衰老の煩を免るる能わず...
南方熊楠 「十二支考」
...これを免るることは出来ない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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