...一時に光焔を放たしめるだけの大風のやうな雄々しい力が潜んでゐる事も事実だつた...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...沼南が議政壇に最後の光焔(こうえん)を放ったのはシーメンス事件を弾劾(だんがい)した大演説であった...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...形而上的欲望のために万丈の光焔を吐くことは実に僕のひそかに愉快とするところである...
辻潤 「錯覚自我説」
...即ち彼の兜より盾より光焔放たしめ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かかる光焔頭より肩より彼に耀かし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...光焔天に冲(い)らしめむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...點じ燃せる光焔の不盡の靈火望み見て...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...天と地が激突したような光焔と音響とが起り...
豊島与志雄 「落雷のあと」
...狩谷望之が古京遺文にて讀みたりし光焔背の銘...
内藤湖南 「寧樂」
...彼れの議論奚(いづくん)ぞ光焔あり精采あるを得んや...
山路愛山 「明治文学史」
...油紙に火が附いた以上の雄弁の大光焔がどうして燃上らずにおられよう...
夢野久作 「近世快人伝」
...到底内部の光焔を盛るに堪へぬ所から...
横瀬夜雨 「花守」
...瞬間の光焔の中には見上げたものの魂がみんな燃えてしまった...
吉川英治 「銀河まつり」
...その光焔は満天の星を晦(くろ)うするばかりだったが...
吉川英治 「三国志」
...トロトロとして巨大な一輪の光焔(こうえん)だけは観(み)えていた...
吉川英治 「私本太平記」
...それは光焔万丈をあげて...
吉川英治 「新書太閤記」
...蜿蜒(えんえん)と光焔(こうえん)を連(つら)ねた...
吉川英治 「新書太閤記」
...水沫の光焔を描いているのだった...
吉川英治 「随筆 新平家」
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