...温泉并に井水の異状【地震以外の噴火の前兆】鹿兒島造士館篠本講師に宛たる加治木中學校長田代善太郎氏の通信によれば...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...猿簑に於いては凡兆の佳句が二つ三つ在るという事だけは...
太宰治 「天狗」
...彼の一生の持病となった癲癇(てんかん)の兆候がはじめて現われた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「瑞兆祝賀会」の名に仮りて古今未曽有の大芝居を打つことになったのである...
久生十蘭 「魔都」
...不吉の前兆や暗い臆測に沈み込んでゐるのであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...前兆を見逃すほどに過ちを犯す...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...凡兆深くここに考ふる所ありしや必せり...
正岡子規 「俳諧大要」
...凡兆らもまた夢寐(むび)にだも見ざりしところなり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...不幸の兆(きざ)しであるといわれるかも知れない...
三木清 「人生論ノート」
...これは無双の吉瑞で他邦人がこの国を兎ほど弱しと侮って伐(う)つと実は虎ほど強いと判る兆(きざし)とあってこの地に都を定めたという...
南方熊楠 「十二支考」
...アボットの書(上出)にマセドニア人兎に道を横ぎらるるを特に凶兆とし...
南方熊楠 「十二支考」
...乱世の一つの兆候であるらしい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...追々わかりかけて来た兆候なのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...何か悪い事の起る前兆(しらせ)ではないか……というこの界隈の者の話をチラと聞いたり致しましたので...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...新将軍の代がわり早々何かこの江戸城に不吉な妖兆を起こそうとする故意な悪戯(いたずら)であること...
吉川英治 「江戸三国志」
...おなじ気運の兆は...
吉川英治 「私本太平記」
...奪いとってしまおうとする兆(きざ)しなのではあるまいか...
吉川英治 「私本太平記」
...敗色が兆(きざ)したら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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