...現に僕は夜学の帰りに元町通りを歩きながら...
芥川龍之介 「追憶」
...元町(もとまち)通りを両国へ歩いて行つた...
芥川龍之介 「本所両国」
...私の人力車夫が――浅草南元町九番地に住んでいる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その往復毎日北元町を通るんで...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...帰りは元町から三宮町まで散歩してユーハイムで一と休みし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...本郷元町あたりの紙型鉛版屋を探し出して少し取らせはじめて見たのであるが...
中里介山 「生前身後の事」
...十六本郷元町(ほんごうもとまち)に土蔵構えのかなりな呉服屋があって...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日でも、復興の東京の騒々しい物音を数十尺だけ超越して、たとえば、駿河台、本郷元町台、牛天神、牛込赤城神社、谷中、白金(しろがね)、高輪台(たかなわだい)あたりか、或いは市中の会社商店等のビルヂィングの高塔の上に身を置いて、天候の至極よろしい日――例えば初冬から早春に至る間の快晴の日、東京では秒速七八米突(メートル)から、十米突ぐらいまでの北西の風が帝都の煙塵を吹き払うの頃、それも山地に降雪多く、ややもすれば水蒸気が山の全容を隠すことの多い十二月から二月は避けて、三月から四月へかけての雨上りの朝の如上の風速のありそうな日――この一年のうち、いくらもなかるべき注文の日を選んで、数十尺の超越から帝都の四境を見渡すと、そこに都人は、崇高にして悠遠(ゆうえん)なる山岳のあこがれを呼びさまされて、自然と、人生との、髣髴(ほうふつ)に接触することができる...
中里介山 「大菩薩峠」
...定火消御役屋敷(今の元町)の方へ行きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...元町の祈祷所に向いました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...多勢の子分に見張らせていた元町の仙太は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...元町の文七が下つ引をつれて驅けつけてくれました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...元町の祖父樣(ぢいさま)――大里金右衞門の所へ行くやうにと言ひ付けたに違ひあるまい」「――」八五郎は唸(うな)つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...元町の散歩道では...
古川緑波 「神戸」
...元町の第一楼へ支那食しに行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...」こうして登恵子が勤め出したのは程遠からぬ本所柳島元町の亀甲亭という和洋食店である...
細井和喜蔵 「女給」
...元町あたりから西の方角へはしごをやって兵庫あたりできりあげるんだが...
山本周五郎 「陽気な客」
...大方寝てしまった元町通りを...
渡辺温 「ああ華族様だよ と私は嘘を吐くのであった」
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