...そこにいるのは姿は元のままだが...
有島武郎 「或る女」
...あらゆる感情も元のままだ...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「死」
...元のままになつてゐる机の前に坐わつたところへ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...すると、それはやっぱり淋しい夜の汽車の中であって、押絵の額も、それをささげた老人の姿も、元のままで、窓の外は真暗(まっくら)だし、単調な車輪の響(ひびき)も、変りなく聞えていた...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...お孝ちゃんの顔が元のままじゃどうしてもだめでがんすわいの...
鈴木三重吉 「千鳥」
...しかし無縫の天は元のままである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その全体についてはほぼ元のままとしながら...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...何もかもそっくり元のままにしておくことです...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まだ元のままのあやふやな気持なんですもの...
豊島与志雄 「野ざらし」
...疑いもなく元のままの真物(ほんもの)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...元のままながら小綺麗に祀(まつ)ってあります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...元のままに踏みこたえていた...
林不忘 「あの顔」
...その寫眞は私の心の中にそつくり元のままのみづみづしい美しさで殘つてゐた...
堀辰雄 「花を持てる女」
...ヨハネスブルグは元のままです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...家に還って鋤(すき)鍬(くわ)を持ち行かば蝮ちゃんと元のままに待って居る...
南方熊楠 「十二支考」
...木戸の番所の址がまだ元のままになっていて...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...地面は元のまま持ち続けていたのだし...
柳田国男 「故郷七十年」
...わざと元のままにおいているのですから...
吉川英治 「新・水滸伝」
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