...元々好きなことなんだから...
海野十三 「三重宙返りの記」
...「私達は元々商人ではないから...
辰野隆 「二人のセルヴィヤ人」
...やっぱり自分は元々金よりも女の方にあくまで未練があるので...
近松秋江 「狂乱」
...元々(もともと)からの石ですから...
豊島与志雄 「正覚坊」
...野郎の手を折りゃ、元々だ」職人が、喚いて、得物を動かした...
直木三十五 「南国太平記」
...元々あなたの頭にある幻なんで...
夏目漱石 「行人」
...元々村へ出るには...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...それは私の元々の意志ではなかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「元々、人みしりをするようなたちでしたからねえ...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...「元々、筑前守のお扱いで、ひとたび織田家に盟を約しておきながら、また毛利方へ寝返ってまる二箇年の歳月、ここにたて籠(こも)って来たわれわれのことですから、それがし以下、責(せめ)ある者が、腹を切るのは当りまえです...
吉川英治 「黒田如水」
...元々、彼としては、北支四州に満足はしていない...
吉川英治 「三国志」
...それをへんにごねおるのか」「あっしは元々...
吉川英治 「私本太平記」
...ははは」笑いながら話していることだが、元々、秀吉のそのことばには、寸毫(すんごう)の嘘もないのであるから、やましさのない真実の力は、微笑の裡(うち)にも充分相手を圧(お)して来る...
吉川英治 「新書太閤記」
...三名とも、各、旅商人(たびあきゅうど)に身を窶(やつ)していたが、その容貌までを変えるため、母里太兵衛は、片鬢(かたびん)の毛を、焼ごてで焼いて、わざと大きな禿(はげ)をつくっていたし、栗山善助は前歯を数本欠き、井上九郎は、元々、片眼を戦場でつぶしていた勇士だが、そのうえに、面に焼きあばたを作って、ふた眼と見られない顔をしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...元々、この金蓮という小娘は、姓を潘(はん)といい、清河県の大金持ちの家へ買われた女奴隷(めどれい)だったが、やがてその美が熟してくると、主人の狒々(ひひ)長者は、のべついやらしいことを言い寄りはじめた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まずは大人しく引き退(さ)がろうかい」元々...
吉川英治 「新・水滸伝」
...元々、彼は山東(さんとう)に古い地方官吏の子であるが、まだ一ぺんも東京(とうけい)は見ていなかった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...木美子は元々左ききではなかった...
蘭郁二郎 「白金神経の少女」
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