...彼の態度は儼然としていた...
...儼然たる存在感を放つ彼女に、周りの人々は敬意を払った...
...儼然とした静けさが漂う部屋に、ほんのりとした香りが流れていた...
...彼の言葉には、儼然とした自信が感じられた...
...彼は儼然とした表情で、静かに私を見つめていた...
...恩地源三郎が儼然(げんぜん)として顧みて...
泉鏡花 「歌行燈」
...帝都の西を儼然と護っているわけサ」「浜松にも飛行連隊があったネ...
海野十三 「空襲下の日本」
...司令塔の上に儼然と立ちつづけています...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...床の上には丸い鉄扉(てっぴ)が儼然(げんぜん)と閉じていて...
海野十三 「流線間諜」
...儼然(げんぜん)として虎皮に坐す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...一の儼然として出來上つたものがあると致しまして...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其二)」
...活動写真に関係する男女の芸人に対しても今日の僕はさして嫌悪の情を催さず儼然として局外中立の態度を保つことができるようになっている...
永井荷風 「申訳」
...儼然(げんぜん)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...其期自元旦日始、至三初月三日止、各村輪次而舞、或全堂(一日)或半堂(半日)皆有定例、迎獅子神者、必斎戒茹素、格誠格敬、無敢稍怠、舞獅子之人、率本地祠丁、平日被役於人、独此日儼然尊大、一若渠即獅子神也...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...この別が儼然として正しく明かに存立することが人間的主體の眞の有限性であり...
波多野精一 「時と永遠」
...儼然として一媼のごときなり...
南方熊楠 「十二支考」
...儼然不改旧霜髭...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...かの島だけにはこれほど儼然(げんぜん)として伝わっているのである...
柳田国男 「山の人生」
...儼然(げんぜん)たる事実に相違ないのです...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...飛行機の飛びつくす隈々(くまぐま)に儼然(げんぜん)とコビリ付き...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...この心理は無視し笑殺し難き儼然たる事實である...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...『はっ……』遠い方からその十次郎が答えると、『おすすみなさい』と、儼然という...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...儼然とそれを奉じる念慮(ねんりょ)も伺われているではござらぬか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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