「償」の意味
借りや罪をつぐなう
小説での「償」の使い方
...それ以來積んで來た一切の經驗と知識とを代償とするに何の未練もない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
......
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...彼のためにすべてを償ふに十分です...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...御佩之十拳剱を破りて、五百の鉤を作りて、償えども許さず...
高木敏雄 「比較神話学」
...それは二百部売れば償える...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...私の賠償をうけてくれる家族も親戚もありませんでした...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「自責」
...雪子が受けた災難の方は何としても償いようがなかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そして私に於てはその安らかさが寂しさを償うて余りあり...
種田山頭火 「行乞記」
...かの時われは剛勇のヒュペーロキデース・*イチモネー、エーリス人を打斃し、償取りぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...こうした水商売に付きものの見栄(みえ)やお義理の代償として...
徳田秋声 「縮図」
...収支償なうのかい」と代助は思い切って猛進した...
夏目漱石 「それから」
...朝鮮国は前記二事件にたいする謝罪および賠償のため仏米両国に使節を派遣する意志をもっている...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...どのようにも償いますが...
久生十蘭 「西林図」
...之を償却せん時には...
二葉亭四迷 「平凡」
...伯父が私たちに財産を遺(のこ)して呉れることによつて失敗の償(つぐな)ひをしてくれるだらうといふ望を抱き通してゐました...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「復讐の代償」……そんな卑怯な陰惨なものがあって好いだろうか? 実にもう何の弁解も入りはしない...
松永延造 「職工と微笑」
...そのよい償(つぐな)いは我らがつかまつるようになるであろう...
室生犀星 「津の国人」
...彼は逢うたびに彼女にがみがみいった償いを一度この世でしたくてならぬのだ...
横光利一 「上海」
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