「僻村」の意味
人里離れた村
「僻村」の例文(場面別)
- 文学・小説「その僻村には古い伝説が残されていた」
- 旅行レポート「山奥の僻村でしか味わえない郷土料理があった」
- 行政文書「僻村の医療インフラ整備が急務である」
- 日常会話「今度のドライブでたまたま見つけた僻村がすごく良かったよ」
小説での「僻村」の使い方
...僻村は熟語ではありません...
...石鎚山の中腹の黒川といふ人家の少ない僻村までたどりついた...
安倍能成 「初旅の残像」
...坊やんはこのおぢいさんのみならず家族のすべてに可愛がられ山間の僻村は僻村だけに珍といふ珍...
飯田蛇笏 「秋風」
...山間僻村の最低地域をたゞ一筋流れて居る谷川ばたに其処に一つ此処に一つ僅かにくつ付いて居る畑の水防などに出るものは...
飯田蛇笏 「秋風」
...今やどんな僻村(へきそん)へ行っても三人か五人の中学卒業者がいる...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...……わけて熊野の僻村らしい……其の佗しさが思遣られる...
泉鏡花 「遺稿」
...山また山の僻村(へきそん)から招いた...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...もっとも僻村なのですから格別に美味(おい)しいものとか...
上村松園 「謡曲仕舞など」
...基督彼自身もまた僻村ナザレの一小工なりし...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...津軽半島、海岸の僻村...
太宰治 「春の枯葉」
...首都とこの僻村との間には...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...そうしないと、どこで何を騒いでるんだか一向わからないから――そこで、なにを隠そう、この僻村こそは、和蘭(オランダ)ユウトラクト在なになに郡大字(おおあざ)何とかドュウルンの部落である...
谷譲次 「踊る地平線」
...十数戸の僻村にして意外にも...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...一体私は東北の僻村(へきそん)の出で...
野村胡堂 「銭形平次打明け話」
...その僻村(へきそん)全体が寒さのために凍死し...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...笑子は古市と同郷の北海道のある僻村の産で...
久生十蘭 「魔都」
...『八犬伝』に名立たる名主蟇六など忽ちに登場して来さうな僻村の景色が次々と展開されてゐる...
正岡容 「巣鴨菊」
...僻村(へきそん)の友など訪ねて琴棋(きんき)をもてあそび...
吉川英治 「三国志」
...――時を得ずして僻村(へきそん)にある勇者は出でよ...
吉川英治 「新書太閤記」
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