...線路で轢殺したといふ話が僻地にはいくらもある...
泉鏡花 「遺稿」
...僻境(へききょう)を望んで飛騨山中の電信局へ唯今赴任する途中である...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...國民的の偏執と僻見とは...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...民族的僻見の除去元来...
大隈重信 「大戦乱後の国際平和」
...「お話はよくわかりましたが……フガフガどうもそういう理屈を仰有(おっしゃ)っても」とフガは私のMade(メイド)・in(イン)寝床英語に僻易(へきえき)したのかそれとも一文の得にもならん話にウンザリしたか...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...それは前に云ったような僻(ひが)みだの含羞(はにか)みだのゝせいもあろうが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...お前の僻(ひが)み根性(こんじょう)は骨まで沁(し)み込んでしまっているのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...おいらの僻耳(ひがみみ)じゃねえんだ」こう言って駈けて来る人は一人だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...同時に自分もこのくらいに書けるか知らと僻(ひが)んでみたまでなのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...徳川時代には太平につれて偏僻の奧州も可なりの進歩をなし...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...旦那(だんな)さま愚痴(ぐち)の僻見(ひがみ)の跡先(あとさき)なき事(こと)なるを思召(おぼしめし)...
樋口一葉 「われから」
...されどもこれを以て唯一の好調となすは固(もと)より僻見のみ...
正岡子規 「字餘りの和歌俳句」
...それは法師の僻耳(ひがみみ)で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それでしばらくこの僻地(へきち)へあなた様がおいでになったのではないかと思われます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...日本にてと限りても言ひたりけむやうに解き僻(ひが)めて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...)己の僻耳(ひがみみ)でないなら...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...僻地(へきち)に封じこめた智謀雄略の風流武人...
吉川英治 「新書太閤記」
...未開大陸の僻地(へきち)では人肉嗜食(ししょく)の蛮風(ばんぷう)などがなお一方にはのこっていたらしい...
吉川英治 「新・水滸伝」
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