...老人は寧(むし)ろ傲然(ごうぜん)と信輔の挨拶(あいさつ)を聞き流した...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...傲然と彼を眺めながら...
芥川龍之介 「山鴫」
...彼女はどうしてもまき子の声を聞くと彼女の父の傲然とわざとらしいすまし方をした姿を思い浮かべて嫌な感じを誘われた...
伊藤野枝 「わがまま」
...あの立派な髯(ひげ)を生(は)やして傲然(がうぜん)と構へてゐるパリの紳士が...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...そこで傲然(ごうぜん)と胸を張り...
海野十三 「深夜の市長」
...傲然(がうぜん)と...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...太子は大使館の賓客としてお泊りになるのだから余計な心配なぞはせずに家へ帰って待ってろ!」と書記官はさも五月蠅(うるさ)そうに傲然(ごうぜん)として言い放った...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...常に傲然として思想上の治外法權を維持せり侯或は此未開國を征服するの野心ありとせむされど侯は果して善良なる君主たるを得る乎伊藤侯と大隈伯とは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...クリストフのうちにうなっていた傲然(ごうぜん)たる世界は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...傲然たる勢に駈られて...
豊島与志雄 「真夏の幻影」
...留めるなら留めるだけの意義と理由を以て留めろ」仏頂寺弥助が傲然(ごうぜん)と叱咤(しった)するのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...傲然(ごうぜん)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...傲然として圧服的にのしかかる女王様――閑寂なる秋の夜が...
中里介山 「大菩薩峠」
...すなわち横ぎりにかかる塗炭(とたん)に右の方より不都合なる一輛(いちりょう)の荷車が御免(ごめん)よとも何とも云わず傲然(ごうぜん)として我前を通ったのさ...
夏目漱石 「自転車日記」
...ひとり傲然(ごうぜん)と唇をゆがめているその男であった...
本庄陸男 「石狩川」
...傲然(ごうぜん)とした足つきで出ていった...
横光利一 「花園の思想」
...かえって傲然(ごうぜん)と帰ってしまったが...
吉川英治 「三国志」
...傲然(ごうぜん)ここへ臨むと思いのほか――供といえば可憐な一少年ひとりしか見えない...
吉川英治 「新書太閤記」
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