...服装(みなり)が可いと威が備わる...
泉鏡花 「婦系図」
...威厳自(おのずか)ら備わるあるものを迸(ほとばし)らせていることであった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...主観に備わる直観の形式だと考える他に可能性がないという点を挙げている...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...僕としてもより多く威厳が備わるわけだし...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その土地に備わる天分というものがあって...
中里介山 「大菩薩峠」
...おのずから備わる後光のようなものだと信じているのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...それだけに備わるものがございますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...自然に備わる品位のある中老人です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自然に備わる威力に打たれたのでしょう...
野村胡堂 「礫心中」
...自然に備わる抑揚頓挫(とんざ)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...実際箇々の人に於ては各々自然に備わる特有の形ありて...
二葉亭四迷 「小説総論」
...法学法術兼ね備わる者でなくては...
穂積陳重 「法窓夜話」
...広げさえすれば飲食思いのままに備わる机懸けをくれる...
南方熊楠 「十二支考」
...備わるが上の薫香(くんこう)をたきしめて来たのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...用と美と兼ね備わるもの...
柳宗悦 「工藝の道」
...芸熱心の故に自然と備わる徳である...
山中貞雄 「雑録」
...ギロリと光る眼つきは凄いが王弟だけにどこか備わる威厳...
山本笑月 「明治世相百話」
...新手の兵馬がわれに備わるからには...
吉川英治 「三国志」
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