...おほほほ、縁側から、縁側から...
泉鏡花 「婦系図」
...そいつがムクムクと動き出し内蔵を鋭い牙でもって内側からチクチクと喰いつくような感じがして...
海野十三 「振動魔」
...内側から鍵をかけた...
海野十三 「特許多腕人間方式」
...内側から戸締りをしたか...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...すべてのドアに内側から鍵がかかっている...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...他足を外側から前へ持って来てタアンする...
谷譲次 「踊る地平線」
...もし歴史的存在の側から問題を提出するならば――そして之が社会的歴史観の理論の順序である――...
戸坂潤 「科学方法論」
...日本主義者の側から感謝の手をさし延べられているのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...部屋の内側から扉に鍵をおろしておしまいになります...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...親分」八五郎は側から口を容れましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...曲者が蓉子の上にのりかかって同人を絞め殺すと同時に大川氏が救いにかけつけこの態(てい)を見るより一発を賊の右側から撃ち...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...で、もう前の晩に必要な指図を与えておいたチチコフは、翌(あく)る朝とても早く眼を覚ますと、さっそく顔を洗い、水をしませた海綿で頭の天辺(てっぺん)から足の爪先まで躯(からだ)をよく拭(ぬぐ)った――これは日曜日にだけすることであったが、ちょうどその日が日曜に当っていたのである――それから頬が本物の繻子(しゅす)のようにすべすべして光沢(つや)の出るまで丹念に顔を剃(あた)り、まずピカピカ光る蔓苔桃(つるこけもも)いろの燕尾服を著(き)た上へ大きな熊の毛皮の裏をつけた外套を引っかけて、旅館の給仕に、或は右側から、或は左側から腕をとられながら階段を降りて、例の半蓋馬車(ブリーチカ)に乗りこんだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...謂ゆる愛国者の側から作者に非難が浴びせられることと思う...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...友代の素朴な熱心な活動的な天稟のままに気稟(テムペラメント)の側から全幕を演じ...
宮本百合子 「「建設の明暗」の印象」
...決ってウオッと吉村叫んで縁側かち向側へ落ちる...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...ところが、その夕方、向う側からは、ぼくの方がうらやましくみえるのでせう...
吉川英治 「折々の記」
...また一方の側から...
吉川英治 「三国志」
...彦右衛門が側から笑った...
吉川英治 「新書太閤記」
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