...日本は東方に偏在しているのでそんなことには関係ないであろうというように考えられるかも知れぬが...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...物の偏頗と云ふものは...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...この立場から見ると従来の多くの連句の評釈は往々はなはだしく皮相的でありあるいは偏狭でありあるいは見当違いであるということになるかもしれない...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...「経済史的偏向を可成り克服し」...
戸坂潤 「読書法」
...一九三六年度の出版界に就いての興味ある観点だろう(私個人の関心が累して遺漏と偏局とがあったと思う...
戸坂潤 「読書法」
...彼は国家的偏見を超越してると自負していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この悪魔どもの餌(えさ)に対する偏癖であった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...所謂(いわゆる)儒教主義の偏頗(へんぱ)論と言う可きのみ...
福沢諭吉 「女大学評論」
...すなわちこれ心情の偏重なるものにして...
福沢諭吉 「学者安心論」
...金銭なんぞ取扱うよりも読書一偏の学者になって居たいという考(かんがえ)であるに...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...氷のような精神偏重から...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...ひとはこの場合にも先づ認識論的偏見によつて導かれるやうなことがあつてはならぬ...
三木清 「歴史哲學」
...要するに人民の愛国心を滅却するのはなはだしきは、我利一偏の神職、官公吏の合祀の遣り方なり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...ロシア及ドイツに対する無智な偏見...
宮本百合子 「狐の姐さん」
...「言偏思巧未開口...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...伊沢氏の学風は李朱医学の補血益気(ほけつえきき)に偏したものではなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...協に不愍(ふびん)を感じて偏愛されていた...
吉川英治 「三国志」
...それはすでに亡き父帝後嵯峨の偏愛の異常さであろう...
吉川英治 「私本太平記」
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