...しかしその個々の進化の方向は決して一定に制限せられることはないのであった...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...そんな個々の殺人方法を告白する為ではなくて...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...そのかわりに個々の作者についていろいろな観念群とでも名づくべきものの明白に見えるものを発見することはできた...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...形態を決定するものは個々事物の性格であるように見える...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...之に反して個々の事物を取り扱う科学はこの普遍性を有つことが出来ない筈である...
戸坂潤 「科学方法論」
...夫々の個々の具象的な科学的諸認識から抽出された産物としての一般者だった...
戸坂潤 「科学論」
...さてカントが継起するものは総てそれがある規則に従って結果する処のものを予想すると云う時継起の全体の個々の出来事に又先行するものの全体が個別的に区別されうる個々の関係にほごしうるということを暗々裏に予想している...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...個々の点については私の意見もあるがそれは今書けない...
戸坂潤 「読書法」
...個々の特殊性を統一して...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...個々の分析には及ばなかったのも道理です...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうしてそれはおそらくただに個々の親子ばかりでなく...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...個々の出来事が私にとって運命であるのは...
三木清 「人生論ノート」
...既に各々の個々の心的状態ですらがそれを喚び起した外的刺戟からしてのみ理解される...
三木清 「歴史哲學」
...是れハルトマンが個々の活物の意を取りて個想と名づけたるものにあらずしてなにぞや...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...彼は個々の問題や事件に関して物事をいろいろな角度から見直すから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...われわれが個々に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...個々小さくてもよい...
吉川英治 「随筆 新平家」
...けれど老公というひとは、国を愛するがように、個々の人間をも、どうしても憎みきれない天性らしい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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