...お松がある別荘番の倅(せがれ)と「お」の字町へ行ったとか聞いた時には別人のように怒(おこ)ったそうです...
芥川龍之介 「温泉だより」
...俺のようなたたき大工の倅には考えられないこった...
有島武郎 「星座」
...お前さんとこの倅はな...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「乞食」
...それでも倅(せがれ)のKに怒りつけられれば悄々(しおしお)と...
徳永直 「冬枯れ」
...しきりに探しおりますが」「倅の外に...
直木三十五 「南国太平記」
...倅周平は槍をきり折られ...
中里介山 「大菩薩峠」
...倅があの家の跡を取ると邪魔になるのは土蔵中に押し込められている年寄りだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たった一人の倅(せがれ)三之助(さんのすけ)は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「倅も悪気でした事じゃない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五兵衛はその金で傾く身上を持ち直し、倅友三郎、娘お糸の行末を安泰(あんたい)にした上、露見した時を最期に、自害して果てるという大変な条件を持出したのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...他に知ってる者はあるまいな」「私と米吉と倅(せがれ)佐太郎の外にはございません」「その佐太郎さんというのを呼んで貰おうか」「ヘエ」つれて来たのをみると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「お桃さんが知っていたんですね」「ゆうべも倅が梅吉と相談しているのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...内儀に死なれて倅一人娘一人を育てあぐんでいる五十男だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...偽善者の倅! 狐野郎……空呆けるない...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...パン、ユターピ、カライアーピ、バツカス、エラトー、ユレーニア等々と、山羊脚を真似、葡萄の房をかむり、狐頭(ガラドウ)や犬頭(アヌビス)、星の倅、恋の使者、雲の精と、とりどりの扮装を擬した行列が、手に手に携へた羊角型の酒壺(ジーランド)を喇叭と鳴し喇叭呑みの乱痴気騒ぎに涌き立つて、バラルダの音に足並みそろへるおもむきは、恰も私達の天狗の太鼓隊につゞいて、おかめ、ひよつとこ、翁、鬚武者、狐、しほふき等々の唐松村の仮面劇連が辻々の振舞酒に烏頂天となつて、早くも神楽の振りごとの身振り面白く繰り込んで来る有様をそのまゝ髣髴とさせる概であつた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...倅英太郎は首領の立てゝゐる塾で...
森鴎外 「大塩平八郎」
...もしもわたしに倅(せがれ)があったとしたら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...倅(せがれ)はよくよく磨(と)ぎたる大鎌を手にして近より来たり...
柳田国男 「遠野物語」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
時事ニュース漢字 📺
