「俺」の意味
男性の自称
小説での「俺」の使い方
...この娘(こ)の指導役(しどうやく)をつとめる俺(わし)にはそれが甚(はなは)だ迷惑(めいわく)...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...俺ア、酒でも飮んだ時ア他(ほか)の女子さも行(え)ぐども、其(そんな)に浮氣ばしてねえでヤ...
石川啄木 「天鵞絨」
...俺は波子の如来を拝みたいという気持でそう言っていた...
高見順 「いやな感じ」
...俺はそれをポケットに入れた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「俺は構はねえ、外を見ろ、誰が一體こんな事をしあがつた」豪氣な又左衞門に勵まされるともなく、二三人バラバラと外へ飛出すと、庭先に呆然立つて居るのは、埃除(ほこりよ)けの手拭を吹流しに冠つて、燃え草の木片を抱へた嫁のお冬、美しい顏を硬張らせて、宵闇の中に何處ともなく見詰めて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俺はその音を聞くと虫が起きるよ」「へッ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「やつて見ようと思ふ――が、そいつは多分無駄だらうよ、俺の見當では、橋の上に殘つた奴が下手人に間違ひあるまいと思ふ」「へエ?」「向島の土手で、菊屋の同勢の跡をつけ廻した人間があるにしても、菊屋の同勢が船で兩國へ着いて、直ぐ引返すとは氣が付くまい」「心得た者なら、先へ廻つて兩國の船着き場で待つて、橋へ一緒に引返す術(て)もありますよ」八五郎はもう一つ智惠を絞りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主人に知られて惡いことを澤山やつて居る――俺達より四半刻も早く歸つた米松は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俺とお前は枯れすすき...
林芙美子 「新版 放浪記」
...俺が行かなくては...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...俺は一週間で退去する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...俺は今日は妙に亢奮してゐるんだ! と一言説明しました...
牧野信一 「蔭ひなた」
...俺は彼に手渡した...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...兎も角俺に従いておいでよ...
牧野信一 「南風譜」
...俺あご恩は腹にしみているんだ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...此の俺を倉川に売つたんだ!轟 いや...
三好十郎 「地熱」
...俺が先だ...
夢野久作 「白髪小僧」
...だが、俺は……」彼は、これから持ってゆく自分の体の方針が、やっと、ついたように、「俺は、真っ平だ...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
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