...二十三円の俸給の外に何の収入もない彼には結局如何にもならないと云ふ事が解ったばかりであった...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...朱雲は嘗て九圓の月俸で...
石川啄木 「雲は天才である」
...俸給(ほうきゅう)も上るでしょうし...
海野十三 「共軛回転弾」
...随(したが)つて婿さんが会社で貰ふ俸給をそつくり自分の小使に費(つか)ふ事が出来る位のものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...自分が単に職長として主家から俸給を受けていた時は生活もその範囲内で済み...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...俸給もそのうちにはだんだんどうかなりますから……」煙草(たばこ)を一服吸ってトンとたたいて...
田山花袋 「田舎教師」
...俸給の内から少しづゝ払ふわけには行くまいかね...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...俸給及び家宅の差押をなす旨が言明してあった...
豊島与志雄 「生あらば」
...といふのは大森君は漸次俸給を増して資格に相違を生じたからである...
長塚節 「教師」
...彼は来年度に一般官吏に増俸の沙汰(さた)があるという評判を思い浮べた...
夏目漱石 「門」
...官吏(くわんり)の増俸(ぞうほう)問題(もんだい)につれて必然(ひつぜん)起(おこ)るべく...
夏目漱石 「門」
...俸給(ほうきゅう)を受くる者は...
新渡戸稲造 「自警録」
...してその実行はここに述べた俸給以上の働きをするにある...
新渡戸稲造 「自警録」
...明応五年正月からして阪本に苧課役を月俸にして沙汰をすることにしたと日記に見えているが...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...七年前に俸給四分の一の借上げ……その頃はまだよかったが...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...今まで無用な書物を買いこんで月々の俸給を浪費したことが後悔された...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...職工の俸給の全部を受取った西村は...
夢野久作 「オンチ」
...吾輩の本俸手当を全部タタキ込んでも建物の家賃と...
夢野久作 「爆弾太平記」
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