...俯向(うつむ)いたり...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...目を閉(ふさ)いで俯向(うつむ)いた――挨拶(おじぎ)をしたかも知れない...
泉鏡花 「薄紅梅」
...ひとり黄鶲(きびたき)の默(もだ)の俯居(うつゐ)をかいまみて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...うめきて落ちて地に俯せる彼の駿馬を...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それから顔を赤くして俯向いてしまった...
豊島与志雄 「囚われ」
...と同時に、刀を突き立てたまま右手(めて)をがくがく震わせ、左手を、蒲団の上へ突いて、俯向きながら、髪の毛を、びりびり震わしていた...
直木三十五 「南国太平記」
...駒井能登守は柱に凭(もた)れ腕組みをして俯向(うつむ)いていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...俯向きになっていたそうじゃないか」「ウム」佐吉は不承不承にうなずきました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...俯向いた首筋のあたりの美しさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...姉さんはもう口をきけなかった?」「井戸端の石の上に俯向(うつむき)になっていました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「虚言(うそ)ばッかり」ト云ッて全く差俯向(さしうつむ)いてしまッた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...じっと俯向いたきり顔をあげなかった...
山本周五郎 「菊屋敷」
...俯向(うつむ)いて...
山本周五郎 「柳橋物語」
...お通の方はさし俯向(うつむ)いて当惑の色がある...
吉川英治 「剣難女難」
...人を殺すためにあるものではないはずだが」「御意(ぎょい)」――俯向いて...
吉川英治 「私本太平記」
...俯向(うつむ)いてしまっている...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...燈火(ともしび)の下に俯伏(うつぶ)しているので...
吉川英治 「親鸞」
...心の底から持ちあげる感激を顔へいっぱいにしながら俯向いていた...
吉川英治 「べんがら炬燵」
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