...それは今後の研究に俟(ま)って...
海野十三 「地球要塞」
...固(もと)より吾人(ごじん)が解説を俟(ま)ってこれを知らざるなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...処が蓄積はそれまでの経験の保存に俟つ...
戸坂潤 「科学論」
...社会関係がこのような生物的関係に還元出来ないことは論を俟たない...
戸坂潤 「辞典」
...文学者の綜合的知識と批判を俟(ま)つの他は無い...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...天明六年北尾政演が描ける『狂歌五十人一首』は天明狂歌の萃(すい)を抜きたるものその板画と相俟(あいま)つて狂歌絵本中の冠たるものなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...私はその第一の要素をば樹木と水流に俟(ま)つものと断言する...
永井荷風 「日和下駄」
...しかし北斎及びその門人昇亭北寿(しょうていほくじゅ)また一立斎広重(いちりゅうさいひろしげ)らの古版画は今日なお東京と富士山との絵画的関係を尋ぬるものに取っては絶好の案内たるやいうを俟(ま)たない...
永井荷風 「日和下駄」
...悪疾(あくしつ)あるものに嫁する事の理にあらざるは論を俟たず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...覗いたように折れた其端が笠の内を深くしてそれが耳の下で交叉して顎で結んだ黒い毛繻子のくけ紐と相俟って彼等の顔を長く見せる...
長塚節 「太十と其犬」
...買(か)ふまでの苦(く)心の思(おも)ひ出と相俟(ま)つて...
南部修太郎 「寫眞と思ひ出」
...何ごとによつても理由づけられることなく又何ものの媒介をも俟つことなしに...
波多野精一 「時と永遠」
...やがてソクラテスの眠より覚めるのを俟(ま)って...
穂積陳重 「法窓夜話」
...より後代の人を俟たなければならないでせう...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
......
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...かくも多数の僧侶の独身生活と相俟って...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...創造的或ひは發見的であるべき認識は構想力の媒介に俟たなければならぬ...
三木清 「論理と直觀」
...その懼るるを俟つなり〉とある...
南方熊楠 「十二支考」
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