「俗間」の意味
世俗の世界
「俗間」の例文(場面別)
- 仏教・宗教俗間の煩悩から離れ、悟りの境地を目指す。
- 文学・芸術彼の作品は俗間の喧騒を超越した美しさを持っている。
- 日常会話俗間のしがらみから逃れて、少し旅に出たい。
小説での「俗間」の使い方
...「俗間の人々は、高級なものよりも手軽に食べられる食品を好む傾向がある...
...「彼は思想家として、俗間の物質的な価値に囚われない生き方を提唱している...
...「俗間的な価値観に縛られることなく、自分の心の声に従って生きたい...
...「彼は俗間から離れて、静かな山奥で瞑想に励んでいる...
...「俗間という限られた範囲で生きることに嫌気が差した私は、海外で自分探しの旅に出た...
...俗間にては、かくのごとき怪事あれば、ただちに狐狸(こり)の所為となすも、前に投石の怪事のもとに述べしがごとく、その多くは人為にして、婦人、児童、もしくは愚鈍者の所為に出ずることが多い...
井上円了 「おばけの正体」
...くわしいことは、拙著にゆずるほかないが、とまれこうした事実があきらかになれば、家族制も爾余の制度とおなじく発展的なものであり、俗間に、「わが固有の家族制度」などと現行家族制に固定性、永遠性を付与していることの虚妄も消散するであろう...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...市井に行なわれる(井戸端会議のような)俗間的な批評機能は失われたのではない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...工業立地に就いて情実や俗間常識に左右されたり何かして...
戸坂潤 「読書法」
...こうした俗間に堕することが「世間」「世の中」の意味だ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...単に俗間的な〔指導者〕ばかりではなく...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...俗間の大祭典の溌溂(はつらつ)たる伝統...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...このあねさん塚の世間俗間から冷遇されることは非常なものでござってな...
中里介山 「大菩薩峠」
...また今日俗間にて言うところの説と働きなるものも...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...聞くに堪えざること俗間の都々一(どどいつ)に等しきものある可し...
福沢諭吉 「新女大学」
...千年松(センネンサウ)(物理小識○高野山にて万年草といふ他州にては玉柏を万年草といふ故に此草を高野の万年草といひて分てり)高野山大師の廟の辺及三山の際に蔓生す乾けるものを水中に投ずれば忽蒼翠に復す故に俗間収め貯へて旅行の安否を占ふこの高野のマンネンソウは蘚類の一種で Climacium japonicumLindb. の学名を有するもので...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また俗間(ぞくかん)の伝説では...
牧野富太郎 「植物知識」
... 蚊にこまる蚊もまたこまる団扇(うちわ)かな 失名誰の句とは知らねど俗間に伝称する句なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...これらは多少の理想を含みをる故に俗間に伝はり称せらるれども...
正岡子規 「俳諧大要」
...俗間伝ふる所の俗宗匠の句を以て俳句と為す...
正岡子規 「人々に答ふ」
...クルックの『北印度俗間宗教および民俗誌(ゼ・ポピュラル・レリジョン・エンド・フォークロール・オブ・ノルザーン・インジア)』二巻一二二頁に拠(よ)れば...
南方熊楠 「十二支考」
...本州の方でも稀(まれ)ならず俗間に残っていたことは...
柳田国男 「海上の道」
...それらの俗間者流とはまったく趣を異にした天下の秘剣と云ってよいものであった...
吉川英治 「剣難女難」
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