...卑劣で臆病な俗衆はいよいよ増長して調子を高める...
伊藤野枝 「転機」
...極めて卑近な行(ぎょう)をして俗衆を教化しようとした空也上人の衣鉢(いはつ)を伝えたものであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...その俗衆趣味は、ややもすればウェルテリズムの阿片(あへん)に酔う危険のあったその頃のわれわれ青年の眼を現実の俗世間に向けさせる効果があったかもしれない...
寺田寅彦 「喫煙四十年」
...又は輕佻で不眞面目な青年若くば俗衆の意に投ぜんとするといふ樣な陋劣な傾向が伴うて居ることも否定すべからざる事實であらうと思ふ...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...輕佻な附和雷同的な青年や俗衆の人氣取りといふ樣な風もあらう...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...俗衆的象徴主義者と僧侶的象徴主義者とだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それら俗衆的使徒の数名に会った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...――名匠(めいしやう)が不本意な仕事を俗衆にヤンヤと言はれる時のやうな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...はじめて一般の俗衆は...
萩原朔太郎 「青猫」
...小説を俗衆的であるという意味は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...「『俗衆』(と申すのです)の前に出るのは...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「俗衆の前で占(うらな)つてもらふのは私のすべきことでもありませんわ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...俗衆その堂に眼(?)病を祈るに必ず癒(い)ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...例えば女子供や俗衆などが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この歴史を書く人々を俗衆の中から選んでいる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「俗衆の論でもいい...
吉川英治 「三国志」
...自分もまず一箇の俗衆となって...
吉川英治 「親鸞」
...いたずらに大義を楯に俗衆を罵(ののし)るのみを能としてみずから慰めていられるほど...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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