...何処か阿蘭陀(オランダ)の風俗画じみた...
芥川龍之介 「あばばばば」
...俗人原(そくじんばら)がわけも分らず喜ぶ無意義の形式を以つて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ハエをハヤというは俗称なり...
海野十三 「軍用鮫」
...即ち現存の風俗を...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...里俗(りぞく)かじきといふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...仏教の行事が単なる風俗となってから...
豊島与志雄 「自由人」
...これに比すれば英人Anderson(アンダアソン)が Portfolio (1895) に掲載したる Japanese Wood-Engraving(日本の木板画)は同じく通俗平易の紹介なれども参考の資料とするに足るべき挿絵あるが故に遥(はるか)に優(まさ)れるものといふべし...
永井荷風 「江戸芸術論」
...なるほど与次郎は俗謡でpity's(ピチーズ)love(ラッブ)を訳すはずだと思った...
夏目漱石 「三四郎」
...實驗ヲ主トスルハ言ハズトモ知レタル事ナレドモ、只管ニ歐洲ノ事ノミヲ主トシテ、本邦ノ利害得失ヲ審カニシ、本邦並ニ亞細亞東方ノ歴史、人情、風俗ニ通ジ、殊ニハ又自己ノ經歴、體驗ヲ主トスル事ナリ...
西周 「學問ハ淵源ヲ深クスルニ在ルノ論」
...聖フランチェスコの超俗的な修道生活に敬意を捧げると同時に...
野上豐一郎 「聖ロヨラ」
...花柳風俗スケッチの漫謡に都鄙妙齢の浮気女を普ねく魅了し去つてゐる...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...かえって高雅蒼老(そうろう)些(さ)の俗気を帯びず...
正岡子規 「曙覧の歌」
...その世俗化そのものが実は近代の初めにおける知識人の情熱であり...
三木清 「哲学入門」
...愚俗不経一にここに至る〉とあるより翻案したのだろう...
南方熊楠 「十二支考」
...明朝時代の新婚祕俗を精寫しある故...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...俗にいう根深は風味がないのです...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...俗諺(ぞくげん)にもある――運(うん)と岩茸(いわだけ)は危ない所にある――というその岩茸を岩頭によじ登ッて採(と)ったようなものだが...
吉川英治 「私本太平記」
...――僧俗を通じてあらゆる人間に通用すべき倫理を...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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