...頭に戴けるは「フイノツキイ」(俗曲中にて無遠慮なる公民を代表したる役なり)の假髮(かづら)にて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...それから「内容は俗なものだけれど...
高浜虚子 「子規居士と余」
...時々は世俗のいわゆる大作を見せてくださる事を切望する...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...之に反して吾々の概念は出来るだけ通俗的に...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...逆に純粋政治家がもし俗物ならば純粋文学者も亦俗物でなければならぬ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...一なにがしと呼ぶ婦人雑誌の編輯人(へんしゅうにん)しばしばわが廬(ろ)に訪(と)ひ来りて通俗なる小説を書きてたまはれと請(こ)ふこと頻(しきり)なり...
永井荷風 「桑中喜語」
...風俗だから仕方がないでしょう」「何が風俗さ……」「先生は風俗をかいているんだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...層雲峡や天人峡の温泉がはなはだ俗化した今日...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...あのベルトラン先生のような超俗なすがたである...
久生十蘭 「キャラコさん」
...その風俗けっして善美ならずといえども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...俗世界の流言として聊(いささ)か弁解もせず...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...隣の俗物め、もう捉(つか)まえて戯言(じょうだん)でも言ってると見える...
二葉亭四迷 「平凡」
...かくして浄土門の教は僧俗一致の教法である...
三木清 「親鸞」
...故三嶋正英の『伊豆七島風土細覧』に新島(にいじま)の乱塔場に新しく鶏を放ち飼った土俗を載せある...
南方熊楠 「十二支考」
...葉子自身が母の心というような通俗的な定形に従って解決していたのであろうか...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...馬琴は矢張りもっと卑俗な程度の道徳感と...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それが風俗慣習の僅か片つらの変化の故に...
柳田国男 「木綿以前の事」
...今の俗語のダンナなどに当るだろう...
柳田国男 「山の人生」
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