...なぜかと言えば地心の火を養うべき空気が侵入することができないからである(この点はデカルト及びライブニッツと反対である)...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...なるべく国境近く決戦を強行して不毛の地に侵入する不利を避くる事に根本着眼が置かれた...
石原莞爾 「戦争史大観」
...ひとでのような彼女の五本の指が降りて来て僕の視線の侵入するのを妨げてしまった...
海野十三 「階段」
...そして、爆薬をそこに仕掛けるとか、或いは、めりめりと、敵の要塞(ようさい)のかべを破って、侵入する...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...雉の雄は自分の勢力範圍を固く守つて其範圍内に他の侵入することを絶對許さないとの話であつた...
高濱虚子 「横山」
...やはり張士誠の軍士の城内に侵入するのを避けて...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...もしも対馬朝鮮の海峡をふさいでしまって暖流が日本海に侵入するのを防いだら日本の気候に相当顕著な変化が起こるであろうということは多くの学者の認めるところである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...それ故物質が空間を充実し得るための唯一の条件は外部から侵入する運動に対する抵抗でなければならぬ...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...何で他(ひと)の邸内へ侵入するのですか」「いやボールがつい飛んだものですから」「なぜ断って...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...世紀の死の沈黙に侵入する最初の生物ではないか...
西尾正 「墓場」
...彼が決して侵入することのない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あなたの馬車に侵入する計画をほかに幾つか練っていました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...隣りの農家の畑へも侵入するという有様...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ヨオロッパの最も望ましい国に侵入するのがもはや不可能になったという事実である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...押入強盗は戸締りなき家に侵入することなし(セネカ)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...コルテスはアナワク高原へ侵入する前に...
和辻哲郎 「鎖国」
...神人が外宮に逃げ込むにつれて神宮の境内に侵入することをも憚らなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
...なんだって人の邸へ侵入するのだと詰問した...
和辻哲郎 「夢」
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