...『露団々』は露伴の作才の侮りがたいのを認めしめたが...
内田魯庵 「露伴の出世咄」
...やはり文明の力を買いかぶって自然を侮り過ぎた結果からそういうことになったのではないかと想像される...
寺田寅彦 「天災と国防」
...其時汝アカイアの至剛の者を侮りし身の過を悟るべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ヘーパイストス及び我れ――其一切を侮りて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 165打たんとするも悠然と衆を侮り道を行く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...したがって、みずからを侮り、他人をないがしろにするに至るのじゃ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ここにおいて「島原未(いま)だ侮り易(やす)からず」と最初の独断をやや悔いはじめるものもあるし...
中里介山 「大菩薩峠」
...周囲もまたそれを侮りともさげすみとも思っていないという麻痺(まひ)した習慣のせいだとばかり思っていた黒羽二重は...
中里介山 「大菩薩峠」
...士分連も今は侮り難く...
中里介山 「大菩薩峠」
...裏山に帰らぬ夏を呼ぶ声の侮り難しあきらめぬ蝉これは良人を失つた年の初秋相州吉浜の真珠菴で盛な蝉の声を聞きながら...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...薬と侮りとは凡そ似てゐないがその作用は相類してゐないでもない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...豈蟷螂の蟋蟀を侮り寒氷の泡沫を笑ふに異ならんや...
正岡子規 「読書弁」
...しかるに余り侮り過ぎて眠り過ぎた間に亀は遅いものの一心不乱に歩み走ってとうとう目的点へ着いたので兎の眼が覚(さ)めた時はすでに敗けいた...
南方熊楠 「十二支考」
...予(かね)てこの王を侮り外出したら縛りに往くと言い来った四遠の諸国...
南方熊楠 「十二支考」
...(c)彼らは快楽を侮りつつも苦痛において弱く...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼はかの弱き獣を侮りて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...鼻息荒く吼(ほ)えながら、人を侮り、脅(おびや)かし、浮足立(た)たせ、周章(あわ)てさせ、逃げ惑はせて、あはや今、踏みにじらんと追ひ迫り、さて、その刹那(せつな)、冷(ひやゝ)かに、からかふやうに、勝つたよに、見返りもせず去つて行(ゆ)く...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...鋭い侮りの笑い声がドリアンの唇から洩れた...
渡辺温 「絵姿」
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