...時節を待とう」竹腰はそう云い云い己に向って来た壮(わか)い近侍の一人を斬(き)り斃(たお)して...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...さっきの侍の声が...
直木三十五 「南国太平記」
...若侍の物語でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ブゥルヴァルを流して歩く高等内侍の顔の中にある...
久生十蘭 「ハムレット」
...あまりに侮辱したことになると思って典侍の望んでいたように室内へはいった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...つくづく自分の死と十八人の侍の死とについて考えた...
森鴎外 「阿部一族」
...同じように勤めていた御近習の若侍のうちに殉死の沙汰がないので...
森鴎外 「阿部一族」
...若侍の方は、五六間向うで早く逃げようと言って居る...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...堤の上に五人の侍のいるのが見えた...
山本周五郎 「風流太平記」
...これは蠣殻町の取引所界隈にあった高等内侍のスタイルで...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...江戸城の金蔵絵図を手に入れて、根気よく、機会をうかがい、ついに城内から莫大な金を盗み出したことは、同類中の畏敬をあつめている所以(ゆえん)で、刑部は、その金をもつと、仲間をも賑わしたが、(もうこれで、一生食うんだ)と、寺侍の株を買い、以来、ぷつんと、ひき籠ったきり、世間のうわさを避けていたが、その坐食の資本(もと)も、去年あたりで、涸渇(こかつ)してしまい、同時に、病気がちになっていた...
吉川英治 「大岡越前」
...丹波丹後に評判な臆病侍の新九郎がそちの良人か――あはッははははは」今まで石のようになっていた新九郎は...
吉川英治 「剣難女難」
...「侍の分際として卑怯な奴どもではある...
吉川英治 「剣難女難」
...そこを利用して三人の典侍のうちに彼女をも加え...
吉川英治 「私本太平記」
...若い侍のくせに、髪を総髪(そうはつ)にして後ろへ垂れ、イヤにもったいぶった風采(ふうさい)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...対屋(たいのや)や遠侍の控えにまで...
吉川英治 「源頼朝」
...いささか剣をもって侍の中の侍をもって任じている者にございますゆえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...この一例はよくその辺の侍の気持を示している話であるが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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