「併し」の意味
しかし
小説での「併し」の使い方
...併し、その時々に自分の人格に許された限りの誠實を盡して、此等の文章を書いたと云ふことだけは憚らない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...併し許さる可くは余は一切のセンチメンタルなる哀泣と嘆願とを避けて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...併し先生だからとて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...併し、そこには万花鏡の様な華(はなや)かな色彩がある訳(わけ)ではなく、空も森も水も、空はこの世のものならぬいぶし銀、森は黒ずんだ緑と茶、そして水は、それらの単調な色どりを映しているに過ぎないのだ...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...「併し、あなたでさえ、見違える程に出来たかと思うと、愉快ですよ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...併し、いくら証拠が揃っていたって、君にはアリバイがあるだろう...
江戸川乱歩 「殺人迷路」
...併しイデオロギーの特色は...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...併しそれならばあくまで映画芸術という観念だけで以て充分なわけで...
戸坂潤 「映画芸術と映画」
...併し元来社会学は...
戸坂潤 「科学方法論」
...併しそれは云い方がまずいので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...併し之がうまく行って教育の倫理化が阻止されるとなると...
戸坂潤 「社会時評」
...あばれたのは早稲田野球部ではなくて応援団だったのだから、野球部にリーグ脱退を迫るということは少し変のようだが、併し、応援団が、決して野球と離れたものではなくて、大学自身にとって野球部が持っている重大な意義をば別の形で云い表わしている真剣な存在だったということを思い出せば、慶応側の要求も亦無理ではない...
戸坂潤 「社会時評」
...併しその依頼状はセルギウスが草庵を立ち退いた跡へ届いた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...併し……何か云はう...
中原中也 「亡弟」
...併し外から這入るとすると...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...併し卓の下の端にゐる小さいオスワルドは...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...併し美しい女と話をするのは愉快である...
森林太郎 「身上話」
...併しそんな感じは...
森鴎外 「妄想」
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