...主として果実の種と外皮に由来する香りとは別に酸が余計にあるためであって...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...この所作で余計に目に着く...
泉鏡花 「婦系図」
...例(いつも)の分量よりは余計に薬でも盛つてやりたいやうな気がしたらしかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...お前さんには墓場よりも肉汁の気の方が余計にあるね...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...良く晴れた夜には地面は赤裸で天体の寒さに曝されるようなものだから余計によく冷える...
寺田寅彦 「歳時記新註」
...その上に当るところだけ余計に乾燥して白く見えるとの事であった...
寺田寅彦 「追憶の冬夜」
...わたしは余計にいい張りました...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...余計にその事件に関係をもった当事者たちを苛立(いらだ)たせ迷惑をかけもした...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...奴にゃあ一桝(ひとます)がとこ余計に麦を呉(く)れてやらあな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...其余計に持っている物を挟(さしはさ)んで...
二葉亭四迷 「平凡」
...それで余計に飲むのだ...
牧野信一 「熱海へ」
...春早いころがその鋭さを余計に感じる時であるからであろう...
室生犀星 「庭をつくる人」
...いつでも一番余計に馬の附いている馬車を連れて来るものだと云うことをお忘れにならないようにね...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「辻馬車」
...だからそれだけ余計にわたしの助力を必要としていると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...爺さんの前では余計に口を噤もうとするところがみえる...
矢田津世子 「神楽坂」
...初めは大和とか河内など近畿地方の平地で余計に作っていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...つまりその中に「解かり易い」とか「面白い」とか「うまい」とか「奇抜だ」とか「眼新しい」とかいう分子が余計に含まれているからで...
夢野久作 「能とは何か」
...英国の女は其(その)反対の素質を余計に持つて居るのではないか...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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