...五十に余る本箱が...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...あり余るほど沢山ある...
芥川龍之介 「毛利先生」
...二週間に余る苦心の末にそれはあらかたでき上がった...
有島武郎 「或る女」
...結極余るところが借金を残す位ゐのもので...
有島武郎 「私有農場から共産農団へ」
...中には両手に余るほどの煎餅を懐ろに捻込みつゝ更に蜜柑の箱に吶喊するものもあった...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...使うに余る金、昔恋した女、さすが貪婪(どんらん)な私の欲望もその一年間は少しも不足を告げなかったのです...
江戸川乱歩 「双生児」
...壺のやうに小さな茶室に有り余るほどゆつたりとした余裕(ゆとり)と沈静(おちつき)とを与へ...
薄田泣菫 「独楽園」
...心得は有り余るけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...八百頁に余る大部の印刷物として公刊された...
中谷宇吉郎 「国際雪氷委員会のことなど」
...即ち日光は有り余るほどある...
中谷宇吉郎 「捨てる文化」
...眼に余ることばかり」「――――」「俺はつくづく徳川家の粟を喰(は)む気は無くなった...
野村胡堂 「江戸の火術」
...手に余るとつい平次を呼んでくる騒ぎです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼は手に余るほどの丸太ん棒を捜してきては...
三好達治 「測量船拾遺」
...萩は野に余るくらいであって...
柳田国男 「雪国の春」
...早くも一万両に余る金を貯めたのを...
夢野久作 「名娼満月」
...相変らず話の中(ちゆう)で折折(をりをり)吃(ども)るのも有り余る感想が一時に出口に集まつて戸惑ひする様で却(かへつ)て頓挫の快感を与へる...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...余るところの銭糧(ぜにかて)はこれを車馬に積んで水滸(すいこ)の寨(さい)へ持って帰った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一方で有り余るほど有(も)っているのに...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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