「余る」の意味
必要以上にある
小説での「余る」の使い方
...楽しみ身に余ると云ふとも...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...二週間に余る苦心の末にそれはあらかたでき上がった...
有島武郎 「或る女」
...)黙って金箱から、ずらりと掴出(つかみだ)して渡すのが、掌(てのひら)が大きく、慈愛が余るから、……痩(やせ)ぎすで華奢(きゃしゃ)なお桂ちゃんの片手では受切れない、両の掌に積んで、銀貨の小粒なのは指からざらざらと溢(こぼ)れたと言う...
泉鏡花 「怨霊借用」
...金の余ることはない...
内山完造 「魯迅さん」
...大学の三年間私はあり余る情熱のことごとくをただ書物に打ち込んで...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...母子(おやこ)と一所にあり余る財産を持っていながら...
徳田秋声 「足迹」
...手に余る獣じゃが...
直木三十五 「南国太平記」
...有り余るほどの同情をすべてに持って下さったのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...余る背中に筋違(すじかい)の笹(ささ)の葉の模様を背負(しょ)っている...
夏目漱石 「永日小品」
...愛溶けて瞼(まぶた)に余る...
夏目漱石 「薤露行」
...若い武士と眼に余る淫楽に耽って...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...そのためには機会はあり余るほどあるのである...
久生十蘭 「黒い手帳」
...少し思案に余る事があって寝ていて考えた」小山「アハハ大変な考方(かんがえかた)だ...
村井弦斎 「食道楽」
...宰相中将は思い余る時々にだけ情熱のこもった手紙を雲井の雁へ書いた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「よほど思案に余るようなことがあったら相談においで」とだけ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...あやまちがどんなに大きくとも償って余ると思う...
山本周五郎 「日本婦道記」
...金のお船に積み余る熱と光は世を温(ぬく)め...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...目に余る一行(こう)の道を阻(はば)めた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
