「何れ」の意味
どれかまたはいずれ
小説での「何れ」の使い方
...何れも餘り成績が可くなく...
石川啄木 「二筋の血」
...何れも、腹を出しとったんはあばらが白骨になっとる...
岩野泡鳴 「戦話」
...其何れが本源なるや...
高木敏雄 「比較神話学」
...人の心の隈は映(うつ)すべき鏡なければ何れ思案の外なんめり...
高山樗牛 「瀧口入道」
...併し何れも幾何学なる名に於て統一されている以上それを一貫する何ものかがあってそれがその区別を与えているのでなければならぬ...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...空間をこの二つの規定の何れともして説明する...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...人によつて重もに何れかの類型によるといふ樣なことは必ず言ひ得るに違ひないと思ひます...
朝永三十郎 「學究漫録」
...考えようによって何れにも思われた...
豊島与志雄 「反抗」
...四国民の何れか一つに属していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わしも、何れ程、町人から学文したか判らん...
直木三十五 「南国太平記」
...ハイツ』を繙(ひもと)く者には何れだけ強く深い人生の経験が...
中沢臨川 「愛は、力は土より」
...芸術家が何を得るとしても何れは僅かなものである...
中原中也 「詩と現代」
...何れ小賄賂の意味で...
羽志主水 「監獄部屋」
...何れ奉公の祕傳は裏表と言ふて聞かされて...
樋口一葉 「大つごもり」
...この五六日の間に一体俺達は何れ位の酒を飲んだらう...
牧野信一 「くもり日つゞき」
...何れも旧来卯月八日を以て祭日としているのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...吉林に近い山山は何れも優雅な姿をして...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...嗚呼(ああ)予等一行果(はた)して何れの時かよく此目的を達(たつ)するを得べき...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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