...この附近の人家は何れも全く浮石と灰の下に埋沒し...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...何れの時代にもある...
内田魯庵 「文明国には必ず智識ある高等遊民あり」
...試みに二神誓約の条を見るに、素盞嗚尊の剱の咒力によりて化生せし、多紀理比売(タギリヒメ)ノ命と多岐都比売(タギツヒメ)ノ命とは、その名称何れも、泡沸沫騰に関係あり、天照太神の玉の咒力によりて化生せし、天之菩毘能(アメノホヒノ)命、天津日子根(アマツヒコネ)ノ命、活津日子根(イクツヒコネ)ノ命及び之速日(ヒノハヤヒ)ノ命は、何れも太陽に関係あり...
高木敏雄 「比較神話学」
...何れをそれと決(さだ)め難(かね)し瀧口が思ひ極めたる直諫に...
高山樗牛 「瀧口入道」
...何れにしても彼等の功利心に訴へるほかないのである...
橘樸 「支那を識るの途」
...何れも頸の周圍抔に裝飾として着けし物ならん...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...AB何れを運動していると考えるのも自由であるから...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...真理は何れの側にあるかをも示している...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...又はこの内の何れか一つが真に特色的――根本的――なものであって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...然し、何れにもせよ、小太も、相当に、心得はある...
直木三十五 「南国太平記」
...まして、何れが正義、何れが不義と、判断のつかぬ騒動、斉興公に従うが、利益ゆえと――ただ、利益ゆえで、夫の意見に逆うなど、ちと、腑に落ちんこともある...
直木三十五 「南国太平記」
...しかし、それが後になって、今まで、絵だけ見て、飛ばして行った本文を、そこから読むともなしに読み出してみると、「既にして夜行太(やぎやうた)等は、お夏が儔(たぐひ)多からぬ美女たるをもて、ふかく歓び、まづその素生(すじやう)をたづぬるに、勢ひかくの如くなれば、お夏は隠すことを得ず、都の歌妓(うたひめ)なりける由を、あからさまに報(つ)げしかば、二箇(ふたり)の賊は商量(だんがふ)して、次の日、何れの里にてか、筑紫琴(つくしごと)、三絃(さみせん)なんど盗み来つ、この両種(ふたくさ)をお夏に授けて、ひかせもし、歌はせもして、時なく酒の相手とす...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等は何れも勇立つてゐた...
中原中也 「校長」
...代助に取っては二つのうち何れも不可能であった...
夏目漱石 「それから」
...その点もよく似てゐるがその調子の高いことも同じ程で何れもやたらに出来る種類の歌ではない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...何れ位ひの金が必要だらうか――などと思つた...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...何れにしても先生は...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...吉林に近い山山は何れも優雅な姿をして...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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