...何はともあれ、今日の予定を実行しましょう...
...何はともあれ、とにかく一度試してみましょう...
...何はともあれ、あなたを助けることができますよ...
...何はともあれ、彼女に謝罪をしましょう...
...何はともあれ、大事なのは経験を積むことです...
...が、何はともあれ、御眼にかかって、今まで胸にひそめていた想(おもい)のほども申し上げようと、こう思召したのでございましょう...
芥川龍之介 「邪宗門」
...何はともあれ寒(さむ)さ凌(しの)ぎと...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...飄々(へうへう)たる天地の一沙鴎(いちさおう)かくて双翼(さうよく)思(おもひ)を孕(はら)んで一路北に飛び、広瀬河畔(ひろせかはん)に吟行する十日、神威犯しがたき故苑の山河に見(まみ)えんがために先づ宮城野の青嵐に埃痕(あいこん)を吹き掃はせて、かくて、嵐の海をたゞよひ来し破船(やれぶね)の見覚えある岸の陸に入るが如く、我見(がけん)の櫂を折り、虚栄の帆を下して、何はともあれ、心のほほゑみ秘めもあへず、静かにこの四畳半に入りて閑天地を求め得ぬ...
石川啄木 「閑天地」
...「私は母方の親類を尋ねて往くところでございまするが、土地不案内のうえに、夜になりまして、難儀をしております」「それは、さぞお困りであろう、何はともあれ、今晩は拙者の許(もと)に一泊して、明日(あす)ゆっくりと尋ねて往くがよろしかろう」「それはどうも、御親切にありがとうございますが、見ず知らずの方に、それでは余り不躾(ぶしつけ)にございますから」「なに、そのような遠慮はいらぬ、さあ、拙者といっしょに来なさるが宜(よ)い」太郎左衛門は二人の女を伴(つ)れて、己(じぶん)の家へ帰り女房や婢(じょちゅう)に云いつけて二人の世話をさした...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...午後、態人が樹明君の手紙を持つて来た、これは意外な好消息だつた、待つものは来ないで待たないものが来た、何はともあれ、ぜひはやくいらつしやい、一升さげてよ、待つてる/\...
種田山頭火 「其中日記」
...何はともあれ床をのべさせて横たわると同時に...
徳田秋声 「仮装人物」
...何はともあれ土の生活の賜物で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...何はともあれ、マルクス主義を他の一切の事物から区別する根本特色は、よく云われる通り、理論と実践との、飽くことない・積極的な・統一――それは弁証法的な統一でしかあり得ないが――を忘れないという点である...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...何はともあれ第一に自分で自分を恥じぬことが肝心ですぞ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...まず何はともあれ豊臣秀吉と答えるだろう」「そりゃあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...基礎知識の方は後回しにして、何はともあれ、浮世絵屋へ行った...
野村胡堂 「胡堂百話」
...何はともあれ、早速、象の腹をあけて見ることにいたそう...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...何はともあれ、アストリア国に対し、ベラと同等か、それ以上の働きをした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...何はともあれ、若いし健康だから、すぐ寝入ってしまった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...何はともあれその街の公園まで歩くことだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...何はともあれ、彼は金吾と共に、その喜連格子(きつれごうし)を開けて、中に潜んだ優形(やさがた)の男を引きずり出そうと意気ぐみました...
吉川英治 「江戸三国志」
...その折は、あなた様も、われら同様な山伏姿にお身なりを変えて、次の日、当麻(たいま)越えより高市(たけち)の方へ、ただお一人で、忍びやかに、お立ち出ででございましたが」「…………」「さいぜん、龍田の路傍で、ふとお見かけした折も、すぐ思い当りまいたが、居合せた若い学僧は、宮方不服の輩と見えましたゆえ、わざと、眼をそらせて、立ち去った次第でございまするが、何はともあれ、いつも御健勝の態(てい)で、宮方たるわれら末輩(まっぱい)まで、心強うぞんぜられます」「…………」「次いでは、五年前の秋、あの正中二年の騒ぎでは、あなた様にも、日野資朝卿(すけともきょう)と共に、鎌倉表へ曳かれてゆき、一時は、宮方同心の者みな、暗澹(あんたん)な思いにくれましたが、佐渡へ流され給うたは、資朝卿おひとりにて、あなた様には、解かれて、都へお返りなされてでござりまいた...
吉川英治 「私本太平記」
...「こちらで、何はともあれ、暫時の御休息を――」指さして、「彼方(むこう)か」「はッ、御案内申しあげます...
吉川英治 「新書太閤記」
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