...私は発見したものは何によらずこれを描写しようと思う...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...何によらず道楽するほど精神に余裕がないのだ...
伊藤左千夫 「去年」
...修養を待ず直ぐ出来るような事は何によらず浅薄なものに極って居る...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...独逸人は何によらず...
薄田泣菫 「茶話」
...彼は何によらず進歩的と考えられるものが好きであった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...こんなことになったものですから」何によらず対手(あいて)の仕向けが少し気に入らないと...
近松秋江 「霜凍る宵」
...古い書物や論文を愛読してその中からその価値の如何によらず人のあまり知らぬ研究や事実を掘出して自ら楽しみまた人に示すを喜ぶ趣味もある...
寺田寅彦 「科学上の骨董趣味と温故知新」
...緑の葉、赤い實の數本の藪柑子は色彩がきれい過ぎて、私の文集の表紙には不釣合である事、又何によらず、外見のはでやかな事はあまり好まぬ私の趣味にも合はぬ事に氣が着いたからであつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...その以前でも飲食物その他何によらず...
徳田秋声 「黴」
...何によらず都合のよいものでさえあれば真理であるという結局真理否定に他ならぬ一種の懐疑論ではないということである...
戸坂潤 「辞典」
...何によらず認識主観と認識対象があれば...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...何によらず高い価(ね)を払うことにしました...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...何によらず体育の遊戯にかけては...
永井荷風 「すみだ川」
...こう云う過去の歴史を持っていて、この過去の歴史以外には、一歩も踏み出して考える事を敢てしない長井は、何によらず、誠実と熱心へ持って行(ゆ)きたがる...
夏目漱石 「それから」
...その代り何によらず長持ちのした試しがない...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...家柄やその他何によらず人格以外の差別によって相互間に区別を付けて一方には侮(あなど)り...
新渡戸稲造 「平民道」
...物ごと何によらず斯く上國に遲くれて居るからして...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...何によらず、あまり物が出るちゅうと、家(うち)のアクーリカだったら、さっさと、尾籠な話だが、溜桶(ためおけ)へ捨ててしまうような物でも、あいつらはスープの中へ入れるんだ、スープへだよ! スープへそんなものを入れやがるんだ!」「あなたは、お食事の時に限って、屹度(きっと)そんな話をなさるのねえ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
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