...何ぞ下女に言ひふくめて...
大町桂月 「猫征伐」
...神戸なぞ田舎の漁師町か何ぞのやうに言ひ貶(けな)した...
薄田泣菫 「茶話」
...何ぞ君恩を感謝するを以て臣下の義務なりと思はむや...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...何ぞ今日のこと云うたんか」幸子は今日の見合いのことを女中達に話した覚えはないが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そのKの体が毬(まり)か何ぞのやうにその絶壁の下に落ちて行くさまをかれは想像した...
田山録弥 「島からの帰途」
...「僕はどうしても兄貴の世話にゃ何ぞならないで...
徳田秋声 「足迹」
...自分に箔(はく)をつける一廉(ひとかど)の洋行か何ぞのように思われていた...
徳田秋声 「あらくれ」
...乃ち其の内閣と議會との關係を明かにするの文字なきは何ぞ怪むに足らむ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...遂に躊躇して手を下だすを憚りたるは首相たるの威厳を失墜したるものに非ずして何ぞや更に地方議員選挙干渉に就て之れを見るも閣下は断じて此の事実を認めずといふを得ざるものたるに拘らず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...日本国の洋学が幕府とともに廃滅したるは何ぞや...
福沢諭吉 「学問の独立」
...何ぞ夫れ堅にして頑なるや...
正岡子規 「東西南北序」
...十八(里)なれば何ぞ元祿年間まで朝鮮にて捨置こと有まじ...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...あんたはあてと三田公と何ぞあるとおもふてゐやはるのか...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...汝の義務とは何ぞ...
森鴎外 「妄想」
...しかるに何ぞや...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その美しい霧か何ぞのように蔽(おお)いかぶさって来る彼女の魔力から逃れ出る一つの手段を思い付いたので……それは少々乱暴な...
夢野久作 「少女地獄」
...恰(あたか)も影法師か何ぞのように生命の価値を知らぬ存在である事を知ったのである...
夢野久作 「暗黒公使」
...いやつまらん冗談をつい先にしてしまったが、小宰相どの、近ごろ何ぞ、京か鎌倉の便りがお手に入りましたかな? ……...
吉川英治 「私本太平記」
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