...何かというとすぐ暴利をむさぼるから...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...その後も引き続いて何かと世話を焼いてやっているのです...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...その一草一木にも何かと思ひ出があつて棄て難いものがあるのである...
高浜虚子 「椿子物語」
...事実無根とすれば何かと耳に伝はることが多かつた...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...映画とは何かという問題を考えるには...
寺田寅彦 「映画芸術」
...麓のいかけ屋の娘お馬といふ美人との戀物語)學校の手拭としては如何かと考へて見合せて居たのだつたが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...葉子が釣革(つりかわ)に垂れ下がりながら先生々々と口癖のように言って何かと話しかけるのに辟易(へきえき)したことだの...
徳田秋声 「仮装人物」
...何かと祟(たた)りがあって不祥のあまり...
中里介山 「大菩薩峠」
...「何かと思えば、改まった御質問、さもありなん御心底もお察し申すが、なにしろ、そのことは重にして大、なかなかここで寸秒の座談に尽すというわけには参らぬ、拙者も門跡へ出仕の身でござるによって、ただいま打寛(うちくつろ)いで物語りを致す時間を持ち合わさぬ故に――それではこう致そう、貴殿の、その発心を、拙者はここで冷ますことを致したくない、よって、明晩と言わず、今晩、いささか二三子の会合もあるによって、苦しからずばその席へ、貴殿の再出馬を願いたいものだが、いかがでござるな」「よろしい、承知仕った、すでに会うまじき昔の人に、会わんとして会うた以上は、尽すところを果さなけりゃならぬ、今晩なりと、明日なりと、貴殿のお引廻しにあずかりたい」「いさぎよいお言葉、では、今夕七ツをお約束仕ろう、再度、これまで御足労を煩わしたい――参集の二三子とても、いずれも心置きなきものばかりでござる」鈴木安芸守の砕けた応対、ちっとも我を侮らぬ扱いがいよいよ頼もしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...同じく若い外交記者たちは何かと因縁をつけて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「ホースヰ蒸気を」と言ふので何かと思ったら眼へ吸入をかけるのだった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何かと胸を打たれるような事のみ多いのだった...
堀辰雄 「ほととぎす」
...その辺の心掛けは、夙(とう)から訓(おし)えて置いたつもりゆえ、格別、案じもせねど、また、何かと、このようなじじいでも、頼りになるときがあらばたずねて来るがよい」「いつも、このお社(やしろ)に御出張(おでばり)でございますか?」「いや、例の風来坊――が、大恩寺前で、孤軒と訊(き)けば、犬小屋のような住居(すまい)におる...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...何かと歓待を忘れなかった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...今の人は何かというと涙ぐましいだの...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ただ、お詫びせねばならぬ一事は、不肖(ふしょう)、守護の任にある許都の地も、何かと事繁く、秩序の維持上、兵を要しますので、折角ながら兵員をお貸しする儀だけは、ご希望にそうことができません...
吉川英治 「三国志」
...何かとよう行き来しておられまする」こう聞くと右馬介はかえって安心した容子であった...
吉川英治 「私本太平記」
...何かと心忙(せわ)しかったが...
吉川英治 「新書太閤記」
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