...その窓の前に佇(たたず)んだ少年の後姿(うしろすがた)...
芥川龍之介 「浅草公園」
...村方の人々大勢佇(たたず)み居り...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...やがて御釈迦様はその池のふちに御佇(おたたず)みになって...
芥川龍之介 「蜘蛛の糸」
...フアウストは幸ひにも艸花(くさばな)の咲いた山の上に佇(たたず)んでゐた...
芥川龍之介 「続西方の人」
...さはあれどここに消えざる身ぞ一人理想の路に佇みぬ...
石川啄木 「雲は天才である」
...茫然佇立するものあり...
大町桂月 「金華山」
...佇(たたず)んで富士を眺めてゐるもの...
太宰治 「富嶽百景」
...時をも忘れ身も忘れ心も空に佇ずめば風は凉しく影冴えて雲間を洩るゝ夏の月一輪霞む朧夜の花の夢いまいづこぞや...
土井晩翠 「天地有情」
...押入の前に佇むと...
豊島与志雄 「白血球」
...杖に倚って佇立(たたづ)む事須臾(すゆ)なり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...襤褸切(ぼろき)れのやうに佇(たゝず)む中老人を引入れました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その下に佇んだ二人の哥薩克は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...海没都市見よ! 死の佇んでいる玉座をそこは人知れぬひそやかな都市霞なる西方の深い窪地にあり善人悪人聖人極悪人みな永遠の眠りについている...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...空(うつ)けたように佇(たたず)んでいた背の高い彼を思わずよろめかした...
堀辰雄 「菜穂子」
...池畔に佇つて今更ながら田海桑滄以上の感慨...
正岡容 「下谷練塀小路」
...どんな人といえどもあの玉陵の前に佇(たたず)むならば...
柳宗悦 「民藝四十年」
...はたと惜別にたえない色を佇(たたず)ませた...
吉川英治 「私本太平記」
...大仏殿に佇(たたず)んで...
吉川英治 「随筆 新平家」
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