...九頭竜という悪ブローカーおよび堂脇という似而非(えせ)美術保護者の金嚢(かなぶくろ)から能(あた)うかぎりの罰金を支払わせることを誓う...
有島武郎 「ドモ又の死」
...トヾの結局(つまり)が博物館(はくぶつくわん)に乾物(ひもの)の標本(へうほん)を残(のこ)すか左(さ)なくば路頭(ろとう)の犬(いぬ)の腹(はら)を肥(こや)すが世(よ)に学者(がくしや)としての功名(こうみやう)手柄(てがら)なりと愚痴(ぐち)を覆(こぼ)す似而非(えせ)ナツシユは勿論(もちろん)白痴(こけ)のドン詰(づま)りなれど...
三文字屋金平 「為文学者経」
...狡猾(こうかつ)なる似而非(えせ)予言者らは巧みにこの定型を応用する事を知っている...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...空疎で不純でスッキリしないことこの上もない似而非日本主義の観を免れない...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...そして精神的似而非(えせ)自由が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...似而非(えせ)優秀者らが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...と一方にはアルランクールという似而非(えせ)マルシャンジーも出かかっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一個の燃焼し難い似而非貞女(えせていじょ)であり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...似而非貞女(えせていじょ)であり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「失恋した男の人はよくその恋人に似た似而非女(えせをんな)をあさるものだわ...
長與善郎 「青銅の基督」
...そしてその恋人の幻をその似而非女の形骸でまやかしてゐる事に自分で気がつかないんだわ...
長與善郎 「青銅の基督」
...前者は形式だけの似而非(えせ)詩である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...食わせものの似而非(えせ)韻文である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...現時の詩壇にある如き似而非自由詩が...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...この「日本製」似而非ニヒリズムを...
三好十郎 「恐怖の季節」
...「日本製」似而非ニヒルの中にイカリをおろしはじめたようだ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...まずもって、汝のような軍を紊(みだ)す似而非(えせ)武士から糺(ただ)すのだ」「あいや、似而非武士とは、ご過言でしょう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...似而非(えせ)同情の心で...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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