...おつかなびつくり世渡りして行くやうな伜(せがれ)なら...
直木三十五 「貧乏一期、二期、三期」
...伜は酒癖が少し惡いだけで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その伜の駒次郎も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...六年前に亡(なく)なつた番頭萬助の伜で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親仁の寅右衞門を責(せ)めると外聞が惡いから伜(せがれ)の言ふ通りに家へ泊つたことにしてあるが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小料理屋に預けたまゝ素知らぬ顏で根岸まで引返したのさ」「何んだつて又後ろ向きに歩いたのでせう」「家の中に居る伜に疑ひをきせ度くなかつたのと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...面と向つて、手つ取り早く惚れたら惚れたと――」「お前の話を聽いてゐると日が暮れるよ、もう少し先を急げ」「御家人の伊保木(いほき)金十郎樣の伜金太郎、こいつは名前が馬鹿に強さうな癖に、本人は青瓢箪(べうたん)の大腰拔けの、柔弱野郎で――この柔弱野郎――てえのは、あつしの學で考へた名前ぢやありませんよ、親父の金十郎樣が、伜の顏を見ると、時も所も構はず、『この柔弱野郎』ときめつけるんださうで、御近所ぢや伊保木樣とも、金太郎樣とも言やしません、頭から柔弱野郎樣で通つてゐるから面白いぢやありませんか」「面白かないよ、それがどうしたんだ」「癆症(いたみしやう)だか戀患(わづら)ひだか知らないが、青くてヒヨロヒヨロしてゐるくせに、どう渡りをつけたか、江島屋の下女のお六を手に入れ、毎日一本づつ、一年も續けて戀文を取次がせるんださうですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伜の與吉に討たせる積りで細工をしたのだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...隣の丑松の伜の金之助と親しくなつて納屋の裏の雜木林の中で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...其方の伜金之助を殺したのも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...話して見なきやわからねえが」「兜屋(かぶとや)の二番目の伜に祟りましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...其處には主人の三郎兵衞と、伜の殿松と、八五郎の三人だけ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――今までは隨分隱して參りましたが、――私の伜、總領の殿松(とのまつ)は、私の本當の子ではございません」「それは噂で聽いたがどうしたわけなんで」「元私は、八千五百石取の大旗本の用人でございました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伜は菊次郎と言って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...有名なる珊瑚王の伜...
久生十蘭 「魔都」
...まことの伜(せがれ)や孫に棄てられて...
本庄陸男 「石狩川」
...――だが、あの伝馬勤めの、蔵六とかいう、牢番の伜は、本町の薬問屋に奉公していた人じゃない」「丁稚(でっち)から仕上げて、やっと小番頭になったところで、店の金を使い込み、親妹弟(きょうだい)をすてて、何処かへ逃げてしまったという話だが」「その人なら、今朝分ったんだけれど、銀杏家(いちょうや)の秀弥さんに熱くなって、あの女と二人で、江戸川で心中したとさ」「へッ? 心中したんで?」「だから主人も、持って逃げた金は、香奠(こうでん)にして、示談になったに違いないよ...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...バケットの中に山田を抱いている伜の顔を一心に見つめていた...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
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