...一々差図を仰ぐのだそうです...
芥川龍之介 「妖婆」
...白河の市街を隔てて旭嶽を仰ぐ...
大町桂月 「白河の七日」
...訝(あや)しみながら振り仰ぐと...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...蘆の湯から双子山の裾をめぐつて蘆の湖の方におりてゆくその途上より仰ぐのが最も優れてゐる...
近松秋江 「箱根の山々」
...案じるがものはありますまいねえ」若い者が空を仰ぐと...
中里介山 「大菩薩峠」
...道庵先生の閲覧を仰ぐべきプログラムが編成されたものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...之を拜するもの叩頭感泣して殆んど仰ぐものなし...
長塚節 「草津行」
...ふと夜空を仰ぐと降るやうな一面の星だ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...益其尊嚴神聖を仰ぐに至る可きなり...
福沢諭吉 「帝室論」
...故に十歩の才ある者は十歩の楽を得てなほ百歩を仰ぐ...
正岡子規 「病牀譫語」
...曠野の夜営空しく月を仰ぐがごとくである...
横光利一 「欧洲紀行」
...堂の破れびさしを仰ぐと...
吉川英治 「江戸三国志」
...迎える者、仰ぐ者、「この人こそ、兵馬の長者」と懼(おそ)れぬはなかった...
吉川英治 「三国志」
...仰ぐと、碑面の上部に大字で、天仰意相円満兵法と劃彫りに記してあって、その下部一面に、約千二、三百字の春山和尚の撰文が刻(きざ)んである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...同じお方(かた)を主君と仰ぐ同僚の縁は浅くない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...一族の大祖父と仰ぐ八十九歳の大介義明(おおすけよしあき)も立て籠(こも)っていたが...
吉川英治 「源頼朝」
...小次郎の姿を仰ぐと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...仰ぐと昼間の薄い月が目にとまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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