「仮初」の意味
一時的な仮の状態
「仮初」の例文(場面別)
- 日常会話仮初の恋だと思っていたのに、気づけば本気になっていた。
- ビジネス仮初の対策では根本的な問題解決にならない。
- 文学仮初の幸せにすがるように生きてきた。
- ニュース仮初の停戦協定が破綻し、戦闘が再開された。
小説での「仮初」の使い方
...その冷ややかな目の光は仮初(かりそ)めの男の心をたじろがすはずだった...
有島武郎 「或る女」
...畢竟(ひっきょう)は意識の――それ自身が仮象であるところの――仮初(かりそ)めな遊戯に過ぎないと傍観する...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...ただ仮初(かりそ)めの恋にも愛人の頬(ほお)はこけるではないか...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...その年が暮れに迫った頃お前達の母上は仮初(かりそめ)の風邪(かぜ)からぐんぐん悪い方へ向いて行った...
有島武郎 「小さき者へ」
...しかし初冬が訪れると間もなくミチミは仮初(かりそめ)の風邪から急性の肺炎に侵されるところとなり...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...垣(かき)はいづれも粗略(そりやく)にて仮初(かりそめ)に作りたるやうなり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...さるにても弓矢取る者の仮初(かりそめ)にも乗るまじきは輿車ぞかし...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
......
樋口一葉 「闇桜」
...仮初(かりそめ)にも実父母を重んじて舅姑を軽んずる勿れ...
福沢諭吉 「女大学評論」
...仮初(かりそめ)にも不同心とあらば決して強(し)うるを得ず...
福沢諭吉 「新女大学」
...仮初(かりそめ)にも隠居などゝ呼棄(よびすて)にする者は一人(ひとり)もない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...けれどもその後私は毎度本人に逢(あ)うて仮初(かりそめ)にも怨言(えんげん)を云た事のない所ではない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...仮初(かりそめ)にも自分から進(すすん)で行きたいと云うのであるから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...仮初(かりそめ)にも是(こ)れはドウも有間敷(あるまじき)事(こと)だなんと思(おもっ)たことがない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...仮初(かりそめ)にも口外したことがない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...嫌疑を憚らず左様(そう)いう訳(わ)けで私は若い時から婦人に対して仮初(かりそめ)にも無礼はしない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...今己の最後の仮初(かりそめ)ならぬ一歩を引き留めたのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...仮初(かりそめ)にも老中の許し状を所持致しておる人間じゃ...
夢野久作 「斬られたさに」
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