...そしてかねがねその代償として博士にお支払いすることになっていた金十万円也を...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...その代償として聞いたんだ...
海野十三 「三人の双生児」
...貞淑で柔順なる妻であることの代償として...
谷崎潤一郎 「鍵」
...所謂新カント派の批判主義はこの実証主義の主張に対抗して、哲学が、自然の問題に就いて云えば、自然科学の基礎づけ(方法論)を独立に与える資格を有っているという理由によって、哲学を自然科学の侵略から護ろうとしたが、その代償として、哲学が直接に――自然哲学というような形で――自然を問題とすることを厳重に戒めた...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...全国の農民団体(?)はこの頃軍部の後援を得て「飯米差押一カ年禁止」をスローガンとする運動を始めたがっているそうでその代償としてかどうか知らないが...
戸坂潤 「社会時評」
...之は模写説の代償としての十字架である...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...閣下の提出したる未曾有の大豫算に協贊する代償として...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...晝間の生活の代償として...
萩原朔太郎 「夢」
...そのことの代償として...
波多野精一 「時と永遠」
...だが、何の代償として、またどういふ手段でそれを手に入れたのか――それはどうしても思ひ出すことが出来なかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...ご主人は」自由の代償として夫が今どこにいるか知らない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...するとその力は、贈り得る限りのあらゆるもので、彼をねぎらうと同時に、その代償として、常に取り上げるもの一切を、容赦なく彼から取り上げたのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...その代償として當分の飮代(のみしろ)をつかませた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...だってその代償として...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...けれどもかの女自身にとってはその貼札の代償として生涯の生き方を決定されたのである...
山本周五郎 「新潮記」
...数百万の生霊の代償として露西亜から貰った樺太(かばふと)の油田が思わしからず...
夢野久作 「暗黒公使」
...況(いわ)んやこの金の代償として要求されている仕事が不正であるに於ては尚更(なおさら)の事であります...
夢野久作 「暗黒公使」
...消費者の支払う一〇〇磅(ポンド)というこの附加額に対する代償として...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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