...前の小説を仕上げにかかった...
芥川竜之介 「歯車」
...自分よりも出来のいゝ子供を仕上げるためにアクセクして...
犬養健 「愚かな父」
...やっと仕上げのコテを置いたところである...
江戸川乱歩 「影男」
...最後の仕上げにかかっていたということはもうなおっていたということだった...
高見順 「いやな感じ」
...立派なものでした(雁鍋の先代は上総(かずさ)の牛久(うしく)から出て池(いけ)の端(はた)で紫蘇飯(しそめし)をはじめて仕上げたもの)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...ガレノス等の手によって仕上げられたと見られている...
戸坂潤 「辞典」
...一幅の絵に仕上げるために...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...季節の調和は全体を一団の麗しいものに仕上げていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...みすぼらしい棒手振(ぼてふり)から仕上げて...
中里介山 「大菩薩峠」
...あたし骨になっても仕上げてみせますね...
中里介山 「大菩薩峠」
...西陣の織物を一手に捌(さば)いた本家福屋の番頭から仕上げた善兵衛が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いちばんむずかしいのは最後の仕上げをする罐叩きの役である...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...仕上げをしたのである...
火野葦平 「花と龍」
...これを仕上げるのに造物主は大して苦心も払わず...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...次郎吉の腕はいよいよ上がってどうやら近日師匠の代作の三枚続きを仕上げられる迄に至った...
正岡容 「小説 圓朝」
...それでも梅雨にかかるまえには仕上げることができた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...かれを一個の家老とまで仕上げるには多年の愛と主たる心を労(つか)ったものであった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...私たちが生ぬるい心で少しも早く何事かを仕上げようなどと考えるのは...
和辻哲郎 「ある思想家の手紙」
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