...それからこの現象と似通っている今一つの事実は...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...今一つ自分としては言い残したことがあるので...
岩野泡鳴 「猫八」
...今一つの組が肉身を具えたこの世の人たちでなかったのは...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...今一つ宛(づつ)踏んで居るのに...
薄田泣菫 「茶話」
...それから今一つの難渋は洗湯(ゆ)の高い事で...
薄田泣菫 「茶話」
...古蚊帳(ふるがや)の月おもしろく寝まりけり大正十五年六月今一つ奥なる滝に九十九折(つづらおり)大正十五年七月十二日 発行所例会...
高浜虚子 「五百句」
...今一つは品川堀の側にある店(みせ)であった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...今一つついでにいうが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...今一つのヘルリス即ち恋喧嘩に至っては今尚到る所で盛んに行われている...
中島敦 「南島譚」
...今一つは、揚げ底がひどくなって、全体が薄い氷の板を六角形に折り曲げたような形をしていて、氷の実質が少なくて、砲弾のがわだけが、氷で出来ているような種類のものである...
中谷宇吉郎 「南極・北極・熱帯の雪」
...今一つの理由は私が勤務の都合上札幌に住むようになったということを挙げることが出来よう...
中谷宇吉郎 「雪」
...今一つはコンシエルジュリの地下牢で聖餐式を受けてる場面...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...猴の今一つの英名エープは...
南方熊楠 「十二支考」
...金巾の覆ひのしてある今一つの椅子である...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...それから今一つはまあ...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「辻馬車」
...今一つ背後の徐(おもむ)ろに消えて行こうとするもの...
柳田国男 「年中行事覚書」
...これは一つは、今日迄に遂げられた各方面の先覚者の研究が実に到れり尽せりで、新発見のつもりで研究を進めて行っても直ぐに鼻が閊(つか)えるからで、今一つは、この研究に一々独逸(ドイツ)式の例証を引いていたら、たった一つの問題の上に実に千百無数の各方面の説を積み上げなければならぬ事になります...
夢野久作 「鼻の表現」
...今一つは瀬戸名物の鯛網を見物するにこの島は甚だ恰好だというのとで...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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