...この本の中に今の所謂(いわゆる)頗(すこぶ)る怪めいた話が出ている...
岩村透 「不吉の音と学士会院の鐘」
...今の所行方不明です...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...今の所僕にも分らない...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...この二三日天気続きで土が乾いてますし、それに庭から外の方は一杯草が生えてますから、とても見分けられませんよ」「それでは、今の所、この財布が唯一の手掛りですね...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...今の所誰よりもあの二人が疑わしくはないでしょうか...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...只今の所差し当り私一人で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...日本は今の所、支那と大分生活の方式が違つて居りますが、日本も四千年になつたら支那と同じやうになるかも知れない...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...今の所、アピア市には、事なし...
中島敦 「光と風と夢」
...私が理研(りけん)の研究室を辞して今の所へ赴任した時に...
中谷宇吉郎 「指導者としての寺田先生」
...ただ今の所では世界中のどの学者にきいて見ても分らないのである...
中谷宇吉郎 「雪」
...今の所謂文壇が、あゝ云ふ人格を必要と認めて、自然に産み出した程、今の文壇は悲しむべき状況の下(もと)に呻吟してゐるんではなからうかと考へて茫乎(ぼんやり)した...
夏目漱石 「それから」
...今の所余は「土」の一篇がうまく成功する事を氏のために...
「長塚節氏の小説「土」」
...ともかくも今の所では絶対に例外がないということは出来ない...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...自分はただ院の御愛情だけを力にして今の所は負(ひ)け目がないとしても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...予(わ)れ今の所謂才子が作る所の戯曲(ドラマ)を見るに...
山路愛山 「詩人論」
...僕のこの腕一本は、今の所、支那と日本の実権を握っているのと同じだからね...
横光利一 「上海」
...洋酒等をも鬻ぎ「ポン水(すゐ)」と称して今の所謂ゆる「ラムネ」をも製造して販売せり...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...今の所へ移ったのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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