...或る地方には今なお製作されている処もある...
淡島寒月 「土俗玩具の話」
...今なお勢力の中心は適当の地位を得る事が出来ずにいる...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...まさか今なおそんな事情が続いているのではあるまいね...
大杉栄 「獄中消息」
...吾人は今なおこれを記憶す...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...今なおいくらか残っている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今なお忘れ得ぬものが少くなかった...
永井荷風 「草紅葉」
...今なお道子を恨んで居る旨をのべました...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...今なお家老に扱われるのが辛かった...
本庄陸男 「石狩川」
...今なお計画として保さんの意中にある...
森鴎外 「渋江抽斎」
...また無知のお蔭であのがさつな野人たちの一群の間に今なお残っているごくかすかな自然の面影を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今なおよく知られた行事の日であった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...――ただ今なお、董卓の遺臣の郭(かくし)、李(りかく)のふたりがあくまで、漢室の癌(がん)となって、帝に禍いしていた...
吉川英治 「三国志」
...南郡ともに今なお玄徳の領有している所ですから...
吉川英治 「三国志」
...おれが呼ぶまで――」と、藤吉郎は側にいる侍を遠ざけて、「……折り入って、相談だが」「は、何事の?」「その前にだ」と、声を落し――「美濃の内状は、この藤吉郎よりも、お手前のほうが通じておると思うが、今なお、美濃が大国の強固を保って、この洲股といえども、枕を高くしていられない底力は――一体どこにあるのだろうか」「人物でしょうか」「ウム...
吉川英治 「新書太閤記」
...今春来の不平不満は今なお鬱勃(うつぼつ)としていて...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼のしどろもどろの現状が今なお正装した外観のなかに采配を振るのを感じた...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
...無論のこと心乱す夢と擬制記憶が今なお私を衰えぬ力を以て苛み続けているという事実に支えられた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...しかし私は自分の内に彼らと共鳴するもののあったことを――今なおあることを拒むことができない...
和辻哲郎 「転向」
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