...家元(いえもと)では相変わらずの薄志弱行と人毎(ごと)に思われるのが彼を深く責める事や...
有島武郎 「或る女」
...逢ふ人毎に此方から言葉をかける...
石川啄木 「刑余の叔父」
...東京見物に來たら必ず自分の家に寄れといふ言葉を人毎に殘して...
石川啄木 「天鵞絨」
...これが隆線に当る)人毎に変りやする(註...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...その人毎に大刀を佩(は)かして...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...されども人毎(ひとごと)に業用(げふよう)にさゝへて時を失(うしな)ふか...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...会ふ人毎(ごと)にお国自慢をしてにこ/\してゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...会う人毎に野寄方面の被害状況を聞いてみたのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...人毎に語つて言つた...
中島敦 「盈虚」
...然も己が罪悪を認めるに聊(いささ)かも逡巡(しゅんじゅん)する者でなく会う人毎(ごと)に自分は人殺しだと告白するにも拘わらず...
西尾正 「陳情書」
...之を見る人毎に讚歎して措かず...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...彼は逢ふ人毎にそれを説いた...
萩原朔太郎 「宿命」
...絶壁に夕日うらてる紅葉かな裏表きらり/\と散紅葉山はくつ日のてりわける紅葉かな帰る人毎に紅葉一枝の夕日を荷ふて宵月の尾の上にかゝる頃日光町に着きたり...
正岡子規 「日光の紅葉」
...(中略)今人毎歳元日...
南方熊楠 「十二支考」
...月小遣だけ五百円いると会う人毎にふいていたのだから)下らない出入のひとに喋りちらしているのに...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼をして人毎に一つの癖はある者を我には許せ経済の遠(みち)と洒落(しやれ)しめたる経済学も...
山路愛山 「明治文学史」
...出会う人毎(ごと)に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...人を裁く人毎日が賽日(さいじつ)のように...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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