「交う」の意味
互いにやり取りする
小説での「交う」の使い方
...目まぐるしく行き交う提灯(ちょうちん)ばかりが...
芥川龍之介 「開化の良人」
...ぞろぞろ行交う派手な兄哥連(あにいれん)が何だか俺にさからうような気がする...
梅崎春生 「蜆」
...上へ下へと飛交う...
海野十三 「火星兵団」
...ギャラリーを行き交う人々の流れを縫ってゆるやかに聞えていた...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...大型宇宙船が飛び交う時代になっても駆血帯で静注するのか……この訳文は Creative Commons CC-BY-SA 3.0 の下で公開します...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「親友たち」
...然れども我国に於ける露国と兵を交うる事あらば...
関寛 「関牧塲創業記事」
...鳴き交う小鳥と空飛ぶ白雲のほかには...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...このために放射線室の中は管球の焦点から出てくる主放射線のほかに、おびただしい二次散乱線が前後左右から、あたかも十字砲火のように、飛び交う...
永井隆 「この子を残して」
...寒そうにして行き交う男女がある...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...「先生さまあ――」と親爺は行き交う人間の顔に眼を光らせながら...
本庄陸男 「白い壁」
...青田の夜に飛び交うてゐる蛍の眺めを――とか...
牧野信一 「初夏通信」
...そして私は二人の間に何かしら恋愛の火花が行交うているのを感じたんです...
松永延造 「職工と微笑」
...スエコの飛び交う袂を眺めていましたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...足早にゆき交う人たちをせきたてるかのように...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...骨を鳴らせて飛び交う鳩の身体からうす冷たい風が立ち耳の根をひやりとさせた...
横光利一 「旅愁」
...また幼子の名を呼び交うなど――金釵環簪(きんさいかんしん)も道に委(まか)して顧みるものなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...廊下を行き交う人の声にも...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...逞(たく)ましげな熊ン蜂がねむたげな羽音に乗って飛び交う……...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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