「些か」の意味
少し
小説での「些か」の使い方
...母になつた彼の女も些か私の行動にあきれた樣子でありました...
石川三四郎 「浪」
...些かながら血痰を見るに至り...
石川三四郎 「浪」
...些か滑稽であろう...
外村繁 「澪標」
...そんなことは些かもない...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...心から心に解け入って些かの間隙も...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...それを、些か、似るところがあるからとて、維新の女傑野村望東尼や、明治の愛國婦人會設立者奧村五百子を、そのものたちとならべる愚は、誰もしないであらう...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...この点を些かも考慮せぬ癩運動といふものは...
北條民雄 「頃日雑記」
...松賀流幾春秋の歴史を闇から闇へと葬り去つてしまふことは些か穏やかでない...
正岡容 「巣鴨菊」
...滝野川の渓流に影映す紅葉の美しさはそのときも未だ辛うじてほんの些かのこつてゐたが...
正岡容 「滝野川貧寒」
...さればそれらの作品を一册にまとめて世に出す時些かふてくされたる氣持なきを得ずして...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...「うすごほり」に就きても亦些かはかかる念ひあれど...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...という周囲の評価の自覚において諷刺の対象への芸術家としての歴史的な責任という点は些かかるく扱われた...
宮本百合子 「旭川から」
...率直に云わせると淳さんコンマーシャライズしないかと些か心配です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お裁縫は下手のようなので些かこまりますが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...些か嫌人的になりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...些か我ながら哀れです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...些かの誤りもためらいもなく...
山本周五郎 「季節のない街」
...また本紙上に「新女人国記」を書いて些か読まれ...
吉川英治 「年譜」
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