...この町からあの町まで二千里もあるので、バスで移動するのは大変だ...
...彼女は一日で二千里の運転をして帰ってきた...
...中国小説『西遊記』では、主人公が二千里の道のりを歩いている...
...二千里離れた国へ渡るには、飛行機で数時間かかる...
...旅行中、私は二千里もの海を泳いで渡った...
...二千里外に故人の面(おもて)を見ようと思つたら...
芥川龍之介 「雑筆」
...事古りにたれど白居易の「二千里外故人心」の句よくもいひ出でたりと覚ゆ...
上田敏 「月」
...後漢書に樂浪郡徼去二其國一萬二千里...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...それもここから東南二千里の受降城(じゅこうじょう)へという前日までの予定を変えて...
中島敦 「李陵」
...百里を行けど、敢て歸らず、千里二千里、勝つことを期す...
夏目漱石 「從軍行」
...樂浪郡徼去其國萬二千里...
范曄 「後漢書倭傳」
...世にたのまれぬを男心といふ、それよ秋の空の夕日にはかに掻(か)きくもりて、傘なき野道に横しぶきの難義さ、出あひし物はみなその様に申せどもこれみな時のはづみぞかし、波こえよとて末の松山ちぎれるもなく、男傾城(をとこげいせい)ならぬ身の空涙こぼして何に成るべきや、昨日あはれと見しは昨日のあはれ、今日の我が身に為(な)す業しげければ、忘るるとなしに忘れて一生は夢の如し、露の世といへばほろりとせしもの、はかないの上なしなり、思へば男は結髪(いひなづけ)の妻ある身、いやとても応とても浮世の義理をおもひ断つほどのことこの人この身にして叶(かな)ふべしや、事なく高砂をうたひ納むれば、即(すなは)ち新らしき一対の夫婦(めをと)出来あがりて、やがては父とも言はるべき身なり、諸縁これより引かれて断ちがたき絆(ほだし)次第にふゆれば、一人一箇の野沢桂次ならず、運よくば万(まん)の身代十万に延して山梨県の多額納税と銘うたんも斗(はか)りがたけれど、契(ちぎ)りし詞(ことば)はあとの湊(みなと)に残して、舟は流れに随(した)がひ人は世に引かれて、遠ざかりゆく事千里、二千里、一万里、此処三十里の隔てなれども心かよはずは八重がすみ外山(とやま)の峰をかくすに似たり、花ちりて青葉の頃までにお縫が手もとに文(ふみ)三通、こと細か成けるよし、五月雨(さみだれ)軒ばに晴れまなく人恋しき折ふし、彼方(かなた)よりも数々思ひ出(いで)の詞(ことば)うれしく見つる、それも過ぎては月に一二度の便り、はじめは三四度も有りけるを後(のち)には一度の月あるを恨みしが、秋蚕(あきご)のはきたてとかいへるに懸りしより、二月に一度、三月に一度、今の間(ま)に半年目、一年目、年始の状と暑中見舞の交際(つきあい)になりて、文言(もんごん)うるさしとならば端書(はがき)にても事は足るべし、あはれ可笑(をか)しと軒ばの桜くる年も笑ふて、隣の寺の観音様御手(おんて)を膝に柔和の御相これも笑(ゑ)めるが如(ごと)く、若いさかりの熱といふ物にあはれみ給へば、此処なる冷やかのお縫も笑くぼを頬(ほう)にうかべて世に立つ事はならぬか、相かはらず父様(ととさま)の御機嫌、母の気をはかりて、我身をない物にして上杉家の安穏をはかりぬれど、ほころびが切れてはむづかし...
樋口一葉 「ゆく雲」
...世にたのまれぬを男心といふ、それよ秋の空の夕日にはかに掻きくもりて、傘なき野道に横しぶきの難義さ、出あひし物はみな其樣に申せども是れみな時のはづみぞかし、波こえよとて末の松山ちぎれるもなく、男傾城(けいせい)ならぬ身の空涙こぼして何に成るべきや、昨日あはれと見しは昨日のあはれ、今日の我が身に爲す業しげゝれば、忘るゝとなしに忘れて一生は夢の如し、露の世といへばほろりとせしもの、はかないの上なしなり、思へば男は結髪(いひなづけ)の妻ある身、いやとても應とても浮世の義理をおもひ斷つほどのこと此人此身にして叶ふべしや、事なく高砂をうたひ納むれば即ち新らしき一對の夫婦(めおと)出來あがりて、やがては父とも言はるべき身なり、諸縁これより引かれて斷ちがたき絆(ほだし)次第にふゆれば、一人一箇の野澤桂次ならず、運よくは萬の身代十萬に延して山梨縣の多額納税と銘うたんも斗りがたけれど、契りし詞はあとの湊(みなと)に殘して、舟は流れに隨がひ人は世に引かれて、遠ざかりゆくこと千里、二千里、一萬里、此處三十里の隔てなれども心かよはずは八重がすみ外山の峰をかくすに似たり、花ちりて青葉の頃までにお縫が手もとに文三通、こと細か成けるよし、五月雨軒ばに晴れまなく人戀しき折ふし、彼方よりも數々思ひ出の詞うれしく見つる、夫れも過ぎては月に一二度の便り、はじめは三四度も有りけるを後には一度の月あるを恨みしが、秋蠶(あきご)のはきたてとかいへるに懸りしより、二月に一度、三月に一度、今の間に半年目、一年目、年始の状と暑中見舞の交際(つきあひ)になりて、文言うるさしとならば端書にても事は足るべし、あはれ可笑しと軒ばの櫻くる年も笑ふて、隣の寺の觀音樣御手を膝に柔和の御相これも笑めるが如く、若いさかりの熱といふ物にあはれみ給へば、此處なる冷やかのお縫も笑くぼを頬(ほゝ)にうかべて世に立つ事はならぬか、相かはらず父樣の御機嫌、母の氣をはかりて、我身をない物にして上杉家の安隱をはかりぬれど、ほころびが切れてはむづかし...
樋口一葉 「ゆく雲」
...一万(まん)二千里(り)はなれた...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「眠る森のお姫さま」
...それは天皇と独裁官とが分割する!曠原と氷塊と密林と漠草との二千里の距離にか!―――否!こゝにわれらの精力の根源はツンドラに花咲かせ鉄軌と工場とコルホーズに鉄と電気のハーモニーを奏で美くしい自由の花園を育てあげた―――サヴェート同盟!鉄鎖でなく...
槇村浩 「獄内にてドイツの同志を思う歌」
...「二千里外故人心(にせんりぐわいこじんのこころ)」と源氏は吟じた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...茗水茶山二千里...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...)海東二千里定而(さだめて)又かはり候事と奉存候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二千里外福山※...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...唐人の「支頤見二千里一...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...二千里征くも大差はない...
吉川英治 「三国志」
...まことに二千里の外の心地もする……...
吉川英治 「私本太平記」
...滄州(そうしゅう)までの道は二千里(一里ヲ六町ノ支那里)といわれている...
吉川英治 「新・水滸伝」
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