...阿弥陀如来なんぞと申す妖魔(ようま)の類(たぐい)を事々しく...
芥川龍之介 「邪宗門」
...これが当時の新聞に「大杉栄等検挙さる」とかいう事々しい見だしで...
大杉栄 「獄中記」
...事々(ことごと)しく私へ弟子入りするほどの必要もないかと思う...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...内心秀次を庇(かば)う気があるのでその暴状を事々しくは述べ立てゝいないが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...「仕事々々って、そうがみがみ言ったって仕事ができるもんじゃないよ」小野田は火鉢の傍へ来て、莨(たばこ)をふかしはじめながら、まだ眠足(ねむりた)りないような赭(あか)い目をお島の方へ向けた...
徳田秋声 「あらくれ」
...こんなところへ事々しく集まって来たという理由は...
中里介山 「大菩薩峠」
...事々が、話題が、突飛過ぎて滝本はいろいろと我点が行かなかつたが、久し振りで友達に会つたことの面白さに恍惚としてゐた...
牧野信一 「南風譜」
...仁義忠孝などとおのれが行なわずに事々しく説き勧めぬが神道の特色なり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...(一)刑事々件 区裁判所事件 三十円以上同 地方裁判所事件及ビ控訴 百円以上同 大審院 五十円以上(二)刑事事件ノ謝金ハ左ノ標準ニ依ル...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その刑事々件にしちゃったら!韮山 そ...
三好十郎 「好日」
...こんな作に考証も事々(ことごと)しいが...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...決して憂うることはなかろう」以上の事々を...
吉川英治 「三国志」
...事々軽くすまされ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そして折々、そこの門には、主(ぬし)の知れぬ輦(くるま)の着く夜などあって、口さがない町の凡下(ぼんげ)たちは、(六波羅様が忍ばるる)などと専(もっぱ)ら取沙汰しておるぞ――と、それをまた、事々しく、いかにもほんとらしく、取沙汰して伝えて来たりする者がある...
吉川英治 「源頼朝」
...事々に気が滅入(めい)るか焦立(いらだ)つか...
吉川英治 「源頼朝」
...市井の事々は複雑だが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...こうした事々が、いよいよ、「さすがは、巌流先生」「おえらいもの」「奥ゆかしい」「底の知れぬお方じゃ」と、衆の信望をあつめて、今では彼が、隔日に、馬上七名の供に槍を立たせて登城の途中でも、その姿を仰ぐ者は、わざわざでも馬前へ寄って来て、礼を施してゆくくらい、尊敬の的(まと)になっていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...おそらく事々一笑にも値しまい...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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