...あるいは、たぶん、この解き明かし難い女は、そうした衣装を着たこの朝、ちょっぴり乙な、幻想的なものを感じた、というだけのことだったかもしれない...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...仮に乙なら乙という名を有っていても...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ちょっと乙な坊さんですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...乙なことを言って聞かしてくれたっけなあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...女中さんのうちの乙なのを一つ...
中里介山 「大菩薩峠」
...(多くの場合においてはこう一言に纏(まと)められないにもかかわらず)次に乙なる人が出て来てA′と云う作物を公けにする...
夏目漱石 「創作家の態度」
...廓然無聖(かくねんむしょう)などと乙な理窟を考え込んでいる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...なかなか乙な旅籠屋(はたごや)でございますが――そこで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ちよいと乙な喉で唄なんか聽かせてね」それは丁髷を結つた騎士達の...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...掌(たなごころ)をさすように解きあかしてお目にかけましょう」オホンと乙な咳ばらいをして...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...「乙な真似をしやがると」と懐中に手を差入れて白鞘を引ッこ抜きかけたが...
久生十蘭 「魔都」
...甲なる戸畑と乙なる某との間に起りたる訴訟関係は当会社の何等の与り知る処でない...
平出修 「瘢痕」
...乙なお神さんをもらってやろう...
正岡容 「寄席」
...ちょっと乙なけしきじゃないの」「乙なようですね」と私は答えた...
山本周五郎 「青べか物語」
...ちょっと乙なけしきじゃないの」「乙なようですね」と私は答えた...
山本周五郎 「青べか物語」
...朝の茶漬というのも乙なものですよ」台所にいた召使たちはみな立竦(たちすく)んで...
山本周五郎 「思い違い物語」
...朝の茶漬は乙なもんでしょう...
山本周五郎 「思い違い物語」
...こいつあ乙なもんだ...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
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